昨日の日記にも書いたように、本日、朝10時開演のロードショーで「西の魔女が死んだ」を見た。結果からいうと、とてもいい映画だった。全体的に、私の好きな「クリクリのいた夏」によく似たイメージで、とにかく風景が美しく、その中で生活する姿がとても好ましい、心がしっとりと落ち着くような映画だった。
ネタばれになるといけないので、詳しい内容は書かないでおくが、祖母を演じるサチ・パーカーの演技が素晴らしかった。彼女は名優シャーリー・マクレーンの娘で、ちょっとした表情がとてもシャーリーに似ていたが、抑えた表情や仕草の美しさは、母親にはなかったように思う。ゆっくりと歩く姿は、上品なおばあちゃんそのものだが、実は彼女は私とあまり変わらない年齢のはずだ。
うちの娘は、この映画をみるために前日から本を読み出した。読み終わらなかったので映画館にも持ち込み、始まる直前まで読み続けたが、幕が開く直前に最後の一行を読み終わり、「おかあさん! 鳥肌!」とつぶやいていた。