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書斎、完成。



 9月から続けていた書斎計画、いよいよ大詰めを迎えた。「音楽関連はすべてこの部屋に集める」という野望の中で、これまで棚上げされていたCDという課題に、この日ようやく取りかかることができたのだ。


 実は、「音はアナログで」というこの書斎のコンセプトを考えると、CDはなくてもいいような気がしていた。だから、あえて手をつけずにいた。CDは、寝室のベッド下の収納に収まったまま、長い間放置されていた。


 CD音源は、ほとんどデジタル化されてiTunesに入っていたので、ご本体が必要になることはないだろうと思っていたというのも、放置していたの理由の1つだった。レコードやカセットにない音源は、iPodの中から探し出して聴けばいい。そう思っていたのだ。


 しかし、リビングの本棚に家中の本を並べて以来、考えが変わってきた。やはり、同じ目的のアイテムは一カ所に集めておいて、同じ手順で楽しめるようにしておきたい。たとえば、「本を読みたい」と思ったら、リビングの本棚の前に立ち、読みたい本を探せばいい。ほかの場所に本はないのだから、ここにじっくり腰を据え、気が済むまで選べばいい。だったら、音はどうだろう? 書斎にいってカセットやレコードを探し、そこに聴きたい音源がなかったら? 


 そう考えると、やはり音源は一カ所に集めておき、どれも書斎のスピーカーで聴ける環境が必要だ。レコードとカセットとCDと、すべての音源を集めておけば、「音楽が聴きたい」と思ったときはこの部屋に入り、じっくりと聴きたい音源を探し、気に入ったものを再生すればいい。1つの目的に対し、行動は1つ。そう決めておけば、動きはシンプルになるし、より気軽に楽しめるようになるだろう。


 ということで、連休二日目はCDの引っ越しに費やした。CDラックを移動し、ベッド下にあるCDを出して、それを書斎においたラックに収納する。このとき、収納方法も工夫した。できるだけすぐに目的の音源にたどり着けるように、ある程度ジャンル分けしてABC順に並べることにした。これが意外と時間と手間がかかったけれど、懐かしい音源を聴きながらやったので、苦になるどころかとても楽しい時間を過ごせた。


 こうして、ついに私の書斎が完成した。こうしてみると、丸々趣味の部屋だ。スピーカーの正面にあるソファに座り、音楽を楽しみながら本を読むというのが、今の私にとっての最高の贅沢。また嬉しいことに、CDラックもレコードの棚も本棚も、まだまだ空きスペースがある。つまり、まだまだ新譜や新作が買えるということだ。なによりそれが嬉しくて、まだ何も入っていないスペースを見ながらニコニコしている。贅沢をいうならば、もっといいカセットデッキやレコードプレイヤー、スピーカーをそろえたいけれど、それもこれからの楽しみということで。


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※以前の書斎の様子はこちら