映画「西の魔女がしんだ」のセットが長野の清里にあると聞き、新潟帰りに立ち寄ることになった。サイトにあったアクセスマップに従って近くまできたが、案内がなくて不安になる。坂道をどんどん上り、人影が少なくなってきた頃、ようやく「おばあちゃんの家」という小さな看板をみつけ、ほっとした。
季節が遅すぎたのか、木々の葉が落ちて少し物寂しい雰囲気だったけれど、映画にでてきたままの家や庭、畑をみて感激。庭にはハーブ畑や野菜畑やにわとり小屋があり、それぞれが無秩序に、思いつきのようにあちこちに配置されているんだけれど、それが絶妙なバランスでなりたっていて、とても美しいと思った。
この家の主人であるおばあさんは、自分の生き方を「オールドファッション」といいながらも、ゆるぎなくそのスタイルを守っているのが、とても潔くて清々しくて。自分はとても真似できないなぁと思いながらも、正直憧れてしまう気持ちはある。