本日の行動記録
本日は、特筆事項なし。ただし、給食は美味しかった。
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本日は、特筆事項なし。ただし、給食は美味しかった。
「先週の土曜日、●●という映画を見たよね」「ちがうよ、それは先月にみた映画だよ」。誰しも一度や二度はこんな会話をした覚えがあるだろう。もちろん、私もよくこんな勘違いをしては家族にたしなめられる。そのたびに、少し居心地の悪い気持ちになる。たしかにそうなのかもしれない、でも自分ではそんな気がしない。どこか違和感が残る。この違和感はどこからくるのか、ずっと考えていた。
今日友達の身に起こった話を聞いて、ふと思いついたことがある。それは、「時間は自分の外ではなく内にあるのではないか」ということだ。彼は、8月2日から昨日までの記憶がすっぽりなくなってしまったとのこと。つまり、彼の中では1ヵ月という時間がなく、今日はまだ8月のはずなのだ。なのに、まわりは9月2日だと言う。彼の身になって考えてみると、きっと1ヵ月時間を飛び越したように感じるだろう。
彼の身に起こったことは大変気の毒なことだと思うが、その一方で「いや本当にそうなのだろうか」とも思う。自覚がないだけど、こういうことって意外と日常的に起こっていることなのかもしれない。時間を時系列(変な表現だが)に並べているのは、単に脳内の処理であって、本当は時間はもっとランダムに並んでいるものなのかもしれないと。だから、冒頭のようなことも頻繁に起こるが、それはただ脳内の並び替え処理がうまくいかなかっただけなのかもしれない。時間が過去から未来へ続いているというのは、単に頭の中でそう感じているからだけなのかもしれない。
分倍河原にて取材。仲間とバーベキューをやるという娘と一緒に、朝一番に電車に乗って出かけた。通勤時間だけに、さぞ人が多いだろうと思いきや、行く方向が正反対だったおかげで電車は空いていた。
それにしても、マスクをしている人が増えてきている。新宿駅でざっと眺めただけでも、かなりの確率でマスクを着用していた。おそらく、いや絶対に、これは新型インフルエンザ対策だろう。メディアが扱えば一気にヒートアップするのがお国柄なのか、つい最近まで誰もマスクをしていなかったというのに、不思議なことだ。誰も気にしていなかった期間も、新型インフルエンザは確実に広がっていたし、患者も増えていた。リスクは、ずっとそこにあった。ただ、そのことをメディアが報道していなかった。違いは、ただそれだけだ。なのに、今になって突然マスク姿の人が増えるというのは、どういうことだろう。
ところで私は、新宿駅の乗り換えの時と、電車が混んで来たときにマスクをしている。物理的に人との距離が近く、いざというときに逃げられないような状況になればマスクをする。人との距離があったり、逃げられる場所であればしない。それと、人と話すときは、できるだけ対面に座らない。この程度の対策でも、感染の確率をかなり下げることができるのだ。
あと気をつけているのは、つり革やエスカレーターのベルトのように、多くの人が触った可能性のあるものにはできるだけ手を触れないことと、外ではできるだけ手で顔を触らない(髪をかきあげたり、鼻をこすったり、ほっぺをかくことを含めて)こと、それと食事前には「手ぴかジェル」で手の消毒をすること。これが強毒性の鳥インフルエンザだったとしたら、この程度ではとても防ぎきれないとは思うが、今回の新型インフルエンザはこの程度でいいのではないかと思っている(自己判断だが)。
そのあたりのことを解説した本が、マイカから電子書籍で出版されている。宣伝で申し訳ないが、具体的な対策がいろいろ載っているので、興味のある人はぜひ読んでみてほしい。
夜、高校時代の恩師に電話した。声も話し方も昔のままで嬉しかった。私のことを、今でも「みか」と呼ぶし。で、あらかじめ「いつまでも生徒ですいません」と断りつつ、時間と記憶について書かれている文献を尋ねると、フランスのベルグソンという人の『創造的進化』を紹介してくれた。今、わたしが考えていることにとても近いそうだ。
彼自身はずっとハイデッガーを研究しているので、それはどうかと尋ねてみたが、ハイデッガーの最終的なテーマは、時間ではなく生き方だったそうだ。先生自身はどう考えているかと聞くと「時間の中で生きている人間が、時間について考えるのは無理があるんじゃないかと思うし、ぼくはあまり興味がない」とのこと。わたしの中に最初に「時間」の種を撒いたのは彼なのに、なんて無責任なんだろう(笑)
ちなみに彼は来年、定年退職だそうだ。これを聞いて初めて、時間の流れを感じた。いっかい、会いにいきたいな。
息子嫁の妹さんが、新型インフルエンザに罹ったらしい。すぐにお母さんが駆けつけて看病をしているそうで、タミフルを処方されたらかなり楽になったそうだ。やっぱりタミフルは効果があるようだ。
息子嫁は、ただいま妊娠四ヶ月。ハイリスクといわれている妊婦だ。妹のことは心配だろうが、「絶対に近づいてはいけない」と伝えた。本人も、そのことを自覚しているらしく、「様子を見に行きたい」とは言わないそうだ。
「ついに身内からも感染者が出たね」と息子。ずっと分かっていたなのに、やっぱり身近な人が感染すると「遠い世界の話ではない」ということが実感として分かる。手洗いとうがいを励行すること、人ごみの中に入らないこと、あちこち触らないこと、顔をこすらないこと。今のうちに徹底しておかないと。
アメ横で見た「秋の芸術祭」、まるでリオのカーニバルみたいだった。大迫力で、ついそばに寄って見たくなったけど、新型インフルエンザのことを考えると怖くて近づけない。なんだかとても残念だ。
この写真は、iPhoneで撮影したもの。TiltShiftGenというアプリで加工すると、まるでミニチュアを撮影したような写真になる。
9月。誰かが言っていたけれど、「新しいことを始めるなら、春より秋のほうがいい」。春はなんとなく気忙しくて、バタバタと見切り発車しがちだけれど、秋はゆっくりじっくり考えて、慎重にスタートを切る。そんな気がする。
今日から、娘の最後の実習が始まった。それにともない、我が家のタイムスケジュールが変わった。これまで朝食は8時頃だったが、それより1時間ほど早くなる。しかも、お弁当を作らなければならない。ということで、朝起きる時間は1時間前倒しになった。たったこれだけのことだが、どうしてもその後のスケジュールにも影響は出てくる。ならばいっそ、これをきっかけに自分の生活を変えてみようと思った。
たとえば、ネットとの関係。私はかなりのネット依存症で、朝起きるとまずネットを見る。これはもう、Niftyでパソコン通信していた時代からの癖で、いまさら抜けるはずもないと思っていたが、とりあえずこれを止めることにした。ネットは、どうせ仕事でも使うのだから、なにもプライベート時間までどっぷり浸かっている必要はない。
変えようとしていることは、ほかにもいろいろある。それをひとつひとつ紙に書き出し、紙を眺めたり検討したりしながら整理して、少しずつ軌道修正に入っている。おもしろいことに、書き出した項目はどれも半年ほど前にHP100LXにメモしていた検討項目ととてもよく似ていた。当時は正直「にっちもさっちもいかない」状況で、リストアップしてみたものの、どうすればいいか見当もつかなかった。それが、なぜか今ではスムーズに解決できる。あのとき決心できなかったことも、今ならすぐに決断できる。
この年になって自分の成長や変化など目の当たりにすることはなかなか少ないが、今回この作業を通じて、私も時間とともに変わって来ているんだなということがよくわかった。
先日、「にじいろジーン」にでていた萬田久子がしきりにおすすめしていた「力士みそ」。あまりにも美味しそうだったので、自宅で作ってみることにした。幸い、「にじいろジーン」のサイトにレシピがあった。
・力士みそ
とにかく、にんにくの量がハンパない。刻んでいるだけで、その薬効の強さにやられて、目がシバシバしてきた。匂いもすごい。家中がにんにく臭い。でもがんばった甲斐あって、とても美味しい味噌ができた。本物を食べたことがないので、これが正解かどうかはわからないが、家族には大変好評だった。とくに、おでんの大根にあう。
今日は09年09月09日。つまりスリーナイン。ということで、スリーナインの切符が発売されたらしい。 リンク先の写真で、リアル車掌さんがすごいと思った。
実習中の娘は、日に日に疲労が重なっているようす。夜中まで日誌を書いている姿が痛々しい。せめて美味しいお弁当を…と思うが、私もちょっとお疲れ気味。来週末までがんばれ>娘と私。
乳がん検診の結果が郵送されてきた。中を見ると、「右乳房腫瘤」と書いてあった。再検査が必要らしい。こんなことは初めてなので、大丈夫だろうとは思うものの、若干凹む。
夜、カコさんと月夜さんの結婚をお祝いする会に出かけた。MAIMON GINZAというお店。生ガキが美味しいそうだ。そこで、美味満喫コースをいただいた。コースの中身は、
・本日入荷!新鮮生牡蠣盛り合わせ
・10種野菜の彩り“ベジカクテル
・スモークオイスターのブルスケッタと生ハムイチジク
・ホタテと小海老のガーリックバター
・『コラーゲン』やわらかく煮込んだ豚軟骨のロースト
・本日のパスタ ・フローズンヨーグルトアイス
特に、最初に出てきた生ガキは、迫力満点!
昨日の午後、美容院へ。今月22日、阿川大樹さんが黄金町にて開催する「飾り窓トークスタジオ」というイベントでパーソナリティとして参加することになったので、少しでも見栄えをよくしようという努力である。ずっとロングヘアだったが、ここのところ個人的に短めが旬で、今回は短めのボブ。最近よくテレビでみるのりピーのヘアスタイルに、少し似ている。
夕方から黄金町にてリハーサル。フロントとバックの両方からギャラリーに見られるスタジオなので、立ち位置が難しい。当日の状況にあわせて、フレキシブルに動く必要があるかもしれない。しかし、あまり動くとハウリングがおきてしまう。
リハーサル後、近くにあるLCAMPで夕食。ここは普通のカフェではなく「カフェユニット」だそうで、あちこちに出張してはカフェを開いているそうな。本日いただいたのは、モーニングセット。ここのモーニングセットは、一日中オーダーできる。まず、このコンセプトにしびれた。次に、コーヒーの味にしびれた。一杯ずつ丁寧にミルで豆をひき、最適の温度のお湯でゆっくりとコーヒーを入れる所作をみていると、まるで茶道のようだ。自家製のパンも、すこぶる美味しい。ぜひまた訪れたい店だ。
mixiの「みんなの農園」コミュが炎上した。原因は、ゲームのバグだ。
「みんなの農園」とは、時間と共に農作物が成長していくというmixiアプリ。種を植える時点で収穫できる時間がわかるため、その時間にあわせてアクセスして収穫し、採取した作物を売って利益を得るというシステムだ。収穫時間を過ぎても収穫しなかった場合、1時間ごとに20%の作物が枯れていく。つまり、せっかく種を植えても、5時間経過すれば何も収穫できなくなる。
このゲームのプレイヤーにとって大切なのは「時間」だ。しかし「作物が植えられない」「収穫できない」「水がやれない」という今回のバグによって、プレイヤーにとって大切な「時間」は無駄に浪費されていった。時間をかけて育てた作物が、目の前でなす術もなく枯れていき、なんとか食い止めたいと思っても自分ではどうにもできない。そのジレンマが、運営会社に対する攻撃になった。
「バグ・不具合報告トピック」や「ご意見・ご希望トピック」に次々と書き込まれていく悲鳴のようなコメントを読みながら、私は「この人たちは何がそんなにつらいのだろう、何を取り返したいのだろう」と考えていた。収穫物といえど、所詮はデジタルデータである。それを売って得られるお金も、もちろんリアルマネーではない。どれも、なくなったところで自分に害があるものではなく、ショックを受けるようなものではないはずなのに、多くの人がこのことに傷つき、運営会社に保障を求めている。保障? それはいったい何に対する保障だろう?
ちなみに私もプレイヤーの1人ではあるが、今回のバグによってなぜか大金持ちになってしまった。おそらく、バグの前に収穫していた作物がなかなか販売できず、何度も販売操作を繰り返していたため、それが全てカウントされてしまい、数倍もの売上げになってしまったのだろう。私のほかにも、そういうプレイヤーは多数いたようで、彼らの書き込みもちょくちょく見かけた。しかしその内容は「悲鳴」ではなかった。怒っている様子はなく、むしろこの状況を楽しんでいるようにも見えた。
ということは、つまり「金」なのだろうか。不具合が出ても、売上げがそれ以上にあれば、プレイヤーは傷つかないのだろうか。しかし、売上げといっても(何度もしつこくて申し訳ないが)リアルマネーではないのだ。単なる数字でしかないのだ。なぜ、ただの数字にこれほど人は振り回されるのだろう。実際、現実社会でも同じことが起きているような気がする。「生活のため」「家族を守るため」といいつつ、本当は「数字」を守るために業績を上げようと頑張っているのかもしれない。
でも、なかにはそういう数字に頓着せず、いま生きることだけを考え、それを少しでも楽しもうとする人たちもいる。たとえば、今月22日に私がトークライブのパーソナリティを努める「黄金町バザール」の住民は、そんな人ばかりだ。門外漢である私からは、彼らが一年中、文化祭の中で生活しているように見える。利益や売上げを気にしているようには、到底見えない。ただただ、今の生活を楽しんでいる。それがいいことなのか、悪いことなのかは私には判断できないが、少なくとも今の私に足りないのはその感覚だということだけはわかる。
美味しいものを食べたり、昼寝したり、ゲームしたり。思い切りノンビリ過ごしたはずなのに、なぜか疲れがとれていない。某会社の社長いわく、「平日にカラダより頭をよく使っている人は、休日にそれと同じぐらいカラダを使わないとダメだ。でないとバランスがとれなくなって、疲労がたまる」。今のわたしは、きっとそんな状態。わかっていても、こうなってしまう。これが意思の弱さということだ。
そんな日だったものだから、日記もシンプル。ネットで見つけた話題その他のリンクをご覧になりたい方は、この下の「続きを読む」をクリック↓
午後、先日胃ガンが見つかって手術をしたKさんが来社。胃の半分をとったそうだが、少し痩せて、一見したところ以前より健康そうに見える。しかしご本人いわく「食事のあとがツライ。すぐ気分が悪くなる」そうだ。今日は会社に退院の挨拶にいったが、「まだ当分は復帰できそうにない」とのこと。ずっと持ち前のパワーで走り続けてきた人だから、これを機に、少し休まれたほうがいいと思った。
Kさんがいうには、ガンを予防する(あるいは、二度とならないための)食事があるそうだ。忘れないように、ここにメモしておこうと思う。
・動物性タンパク質はできるだけ控える
・炭水化物もできるだけ控える
・魚介類と野菜を中心に食事するべし。とくに野菜。
・塩分は極力控える。しょうゆや味噌も、控えめに。
・外食するならイタリア料理がいい。塩分控えめで、ハーブやスパイスで味付けするから。
先日の検診で「中性脂肪高め」と診断されたが、この食事ならコレステロールも減らせそう。あとは、やっぱり運動だろう。今年の春、食道ガンで手術した人が「とにかく一日30分以上は歩くこと。ガンになりたくなかったら、これはすぐに始めなさい」と言っていた。つまり、食事を調整して、歩くことを心がけよ−−ということだ。それが身体にいいことはわかってる。わかっているのに、なぜ始められないんだろう、私は。
夜、懐かしい人が来社。元ライターのIさんで、今は新宿にお勤めされている。ライター時代、彼の文章は秀逸だった。彼の原稿を読んでいていつも思うのは、「この人は文章を書くことを楽しんでいるな」ということだった。多忙なプロライターは、不備のない文章を執筆することに集中しがちで、これが高じると「やっつけ仕事」になってしまう傾向にあるが、彼の場合はそうではなかった。どんなに忙しくても、いつも「読んだ人がどう思うか」「より分かりやすくするにはどうしたらいいか」という点に気を配り、いろいろ工夫する人だった。
彼の今の職場は、その彼の特性が生かせる職種だそうで、楽しく仕事をされているらしい。でも彼の中には、常に「もっとなにかできるのではないか」という気持ちがある。そして、今もその可能性を探している。私はその話を聞いて、彼を「真摯に、誠実に自分の人生と向き合っている人だ」と思った。それはきっと、とても勇気のいることだろう。でも、きっとほかに選択肢はない。彼はこれからも、そんなふうに生きていくのだろう。
出典は、川村カオリさん。テレビで紹介されていたそうだ。
ひとり娘に伝えたかったこと。同じく娘をもつ親の身としてこの文章を読むと、じんと来る。まったくその通りだと思う。とくに、9行以降。
ママからのおねがい
夜更かしをしないでください
ジャンクフードを好まないでください
乳製品をさけてください
体が冷えることは避けてください
がまんをしないでください
強くあろうとしないでください
いっぱい運動をしてください
こうでなきゃだめというマイルールをつくらないでください
まちがってもまっいっかと思ってください
こんなひもあるかと鼻歌でもうたってください
理想など追い求めないでください
ここじゃないと思ったら逃げてください
あなたを大切にしない人と長くいないでください
この世界は強くはできていないから
この世界は思ったよりきれいじゃないから
川村カオリさんは7月28日、左乳がんで享年38歳に亡くなられた。私は幸い無事だったけれど、とても他人事とは思えない。さぞ心残りだったことだろう。
学生時代の友だちであるマツモニカさんは、クロマティックハーモニカ奏者。ひさしぶりに彼の演奏が聴きたくて、これまたお久しぶりにお会いする荻島さんと共に、マツモニカさんが属しているユニット「音あそび」のライブにいってきた。
なんつーか、聴いている間ずっとニコニコしてしまうようなとっても楽しくて心地いいライブだった。一緒にいった荻島さんは「音あそび、なんてとんでもない。超絶パフォーマンスだ」と非常にお気に召したご様子で、よかった、よかった。
音に禊(みそぎ)の力があるとしたら、マツモニカさんのハーモニカにはそれがあるような気がする。聴いているだけで、心と身体が澄んでいくような。
音あそびの1stアルバム「OTOASOBI」の購入は、こちらからどうぞ。とくに、「Para Luiz」と「KIRARI」と「空飛ぶたまねぎ」がおすすめ!
あと、パーカッションの仙道さおりさんは、10月3日の20時に、BS2の音楽番組に出るそうな。ご本人が「美のなんたらって番組」と告知されていたが、これもぜひ見てみたい。
仙道さおりさんが演奏するカホン↓
娘が保育実習にいく、最終日。彼女は四年生で、これが最後の実習になる。実習が始まると、朝早くから夜遅くまでヘトヘトになるまで働く彼女。毎日書く日誌は、まるで昔の絵巻物のように長いレポートになっていた。本当に、よくがんばった。
ということで、最後のお弁当を作った。娘のために私が作るお弁当は、これが最後になるだろう。そう思うと感慨深い。
相方が携帯電話のアドレスを吸い上げたいということで、昼、秋葉原のヨドバシにいった。帰りに、噂になっていた「カレーつけ麺」の店「麺屋武蔵武仁」に立寄り、カレー付け麺を食べた。カレーなのに、甘い。不思議な味だった。私はやっぱり「北かま」のほうが好き。ただし、スープ割用のスープはこちらの勝ち。このスープのためだけに、もう一度食べにいってもいいかなと思うほど美味しかった。
息子の奥さんが、妊娠五ヶ月に入った。ひどかったつわりも、少し収まってきたようだ。ということで、安産祈願のために水天宮まで出かけた。新型インフルエンザ最盛期ということで、ハイリスクの妊婦を外に連れ出すのは勇気が必要だったが、できるだけ大勢の人の近くにいかないように気を配りつつ、無事腹帯を購入。
お参りの後、ジョナサンで食事。これまでのこと、これからのこと、いろいろ話した。まだ学生のような二人だから、親になるのはさぞ大変だろう。でも、誰だってそうなのだ。子供と一緒に成長しながら、いつの間にか親になっていくものなのだ。だから、きっと大丈夫。回りには、二人を愛してくれる人がたくさんいるのだから。
何度か耳にしたけれど、「フランクリンと似てる。ただベクトルが逆。手前から遠くにいくタイプ」程度の理解でほったらかしていたGTD。Evernoteを使ってやる方法があると聞き、ちょっと試してみようと思ったところが運のつき。ここからあり地獄ならぬGTD地獄にはまっていき、今日一日が終わった。なんでそうなったのか、以下でざっと流れを追ってみる。
1. Evernoteを使ってGTDを実行する
→この方法、一見よさそうだが、やってみると穴に気づく。まずEvernoteだが、これはサイトをクリップしたり、情報やテキストをあとで見返すために保存していく「紙copy」的な使い方をするものなので、いろんな情報が雑多に入るため、とても見にくい。タスク管理は見やすさが身上なので、それだけ独立させたほうがいいという結論に。
2. Notebookを使ってGTDを実行する
→GTDの順序は、まず「やりかけの仕事(頭の中で気になっていること)をすべて書き出す」ところから始まる。次に、「書き出した仕事を分別して整理する」。この作業を俯瞰して見直してみると、「フォルダ分け」に似ている。ということで、フォルダ管理できるテキストデータベースを使うのがいいのではないかということに気づく。そこで、以前よく使っていた「Notebook」を使って整理することにした。これならWebで追加できるし、iPhoneでも確認できる。
3. To-Doを使って書き出した項目をスケジュールに落とし込む
→つぎに、レビューした結果を実行に移す。実行するためには、「Notebook」に書き出して整理した項目を、タスク管理ソフトを使って「いつ、なにをやればいいか」という形に作り直す必要がある。「Notebook」とセットになっている「Toodledo」の「To-Do」を使えば、「Notebook」項目を「To-Do」にエクスポートするだけで転記できるから、とても簡単。そこから期日やプライオリティをつけていけばいい。
4. To-Doだけで全部できることに気づく
→3の作業をしているうちに、「ちょっと待って。これって、To-Doだけでも全部できるんじゃないの?」と気づく。なぜなら、To-Doはフォルダ管理できるタスク管理アプリだからだ。Notebookで作ったフォルダは、そのままTo-Doでも使える。つまり、To-Doに「やりかけの仕事」を追加し、それをフォルダ分類して、最後に期日やプライオリティをつければいい。なーんだ、このほうがずっとシンプルだ。
ということで、現在はToodledoの「To-Do」を使ってタスクを管理し、iPhoneではその情報を閲覧/編集できる「ToDo」を使うことにした。
ずいぶん便利に使っていた「Domo Todo」は、GTDにはむいていないのではずすことにする。Googleカレンダーと同期できるというのは便利なので、本当は続けて使いたいが、このアプリにも実は穴があって、常にピンポイントで片付くタスクならいいのだが、長期間手がけなければならないタスクがうまく管理できない。また、未遂のタスクを忘れてしまいそうになることも多々あった。
横浜の黄金町って、ご存知ですか?
知っている人にとっては、「あ〜。あの…」で言葉を濁したくなるような、そんなイメージなのかもしれません。いわゆるダークサイド。
阿川大樹氏曰く、「横浜市に生まれた人なら「あの町には行ってはいけない」と言われて育った町、黒澤明の『天国と地獄』では麻薬の町として描かれ、わずか数年前まで200軒を越す違法売春飲食店(いわゆる「ちょんの間」)が立ち並んでいた」町だそうで(その頃の町の様子はこちらをどうぞ)。
しかしこの町が、今ちょっとおもしろいことになっています。
行政が違法売春飲食店を撤去し、その場所に建築したスタジオをアーティストたちに提供して、新しく「アーティストの町」として生まれ変わろうとしているのです。そう、町おこしです。
まぁ、見てみれば分かると思いますが、それはちょっと不思議な光景です。売春飲食店はどれも、幅が狭くて背が高い。それがことごとく、ガラスを多用した明るいスタジオになっているのですから。川に面した道にずらっと並ぶスタジオを見ると、まるで日本ではないみたい。
この場所で、「仕事風景を見せる作家」というパフォーマンスをしているのが、作家の阿川大樹さん。
私は本日、この方に誘われて、黄金町ストーリースタジオ「飾り窓トークスタジオ」のパーソナリティ、「飾り窓の女」になります。
●9月22日(祝) 飾り窓トークスタジオ (ライブイベント)
●会場:黄金スタジオE
●参加費:無料
●パーソナリティ
井上真花 (podcaster) / 阿川大樹 (小説家)
●ゲスト 岩田瑞穂
●放送時間
#1 13:30 -
#2 14:30 -
#3 15:30 -
●内容
黄金スタジオを放送スタジオに見立てて、大岡川ストリートに向けて、公開生放送の実験をします。
もし本日お時間ございましたら、不思議な町おこしをしている「黄金町」と、そこでパフォーマンスをしている不思議な作家「阿川大樹」さん、飾り窓の女とその娘(ゲストは私の娘だったりします…)をぜひ見に来て下さいませ。
そしてライブの帰りには、ぜひ「LCAMP」にて「いつでも食べられるモーニングセット」を! これがもう、絶品! 手作りパンも、一杯ずつひきたての豆でいれるコーヒーも、丁寧に焼かれたソーセージやアレンジのきれいなサラダも、どれもこれも驚くほど美味しいです。しかも値段が、たったの 650円! トークスタジオの近くにあるので、ぜひおたちより下さいませ。
仙台在住のイラストレーターさんと、秋葉原で初顔合わせ。とてもフレンドリーな人で、初めて会ったとは思えない。仕事の話もそこそこに、友だちのようにラフなおしゃべりを楽しんだ。彼女が一番興味を示したのは、昨日の黄金町バザールの話。彼女は仙台のクリエイターズ・ヴィレッジに属しているそうで、黄金町のコンセプトはとても似ているのだそうな。話が終わった後、「これからそこに行ってみます!」と、地図を片手に地下鉄の駅に消えていった。素晴らしい行動力。あのエネルギーがあれば、どこにいっても何をしても大丈夫な気がする。
ちなみに、これがその黄金町の様子(写真提供はChigusaさん)。一番手前の窓の部屋が、昨日トークライブをした場所だ。こうしてみると、やっぱり日本じゃないみたい。
今週は、今日と明日の二日だけ。楽っちゃ楽なんだけど、キツいっちゃキツい。休み明けは、諸連絡や事務仕事で忙殺されるものなのに、原稿の〆切が一本あって、もう何がなんやら状態。とはいえ、パニクっていてもしょうがないので、To-Doを見ながらひとつずつ集中して片付けていくことにした。
午後いち、久しぶりの友だちが来社。突然どうしたんだろうと話を聞いてみたら、とてもシビアな内容で驚いた。なんでも時代のせいにするのはよくないと思うけれど、みんなしんどい思いをしているのは確かだ。直接的に景気のせいではないにしろ、不況感が蔓延し、人々の心が狭くなり、不要なもめ事が増えた結果、それに苦しむ人も確実に増えている。この負のスパイラルを、どこかでびしっと切っていかなければ、みんな幸せになりようがない。だから、今日からこう言うことにしよう。「不況は去った。これからどんどん景気はよくなっていく」。ウソでも、みんな揃ってそう言っていれば、きっと本当にそうなっていくと思う。
今朝、iPhoneで産経新聞を読んでいて、気になる記事を見つけた。そのとき「これEvernoteにクリップしときたいけど、紙の新聞じゃないからJotNotでも取り込めないし、困ったな」と思ったが、よくよく考えてみると、JotNotを使うまでもない。産経新聞の記事をクローズアップした状態で画面をキャプチャし、その画像をEvernoteに残せばいいんだということに気づいた。
つまりこれは、デジタルスクラップだ。昔は、新聞で気になる記事があると切り抜いてスクラップブックに貼り付けていたが、その作業を全部デジタル処理すると、こうなるのだ。
なにもわざわざ新聞を切り抜かなくても、ニュースサイトのRSSを読んで必要な記事だけクリッピングしておけばいいじゃないの…というアナタ。そんなアナタには、ぜひこちらのブログを読んでいただきたい→「新聞を読む人、読まない人」(稲葉稔の日記もどきda!)。
そう、上記のエントリにもあるように、新聞はニュース情報を入手するためだけのメディアではない。社会問題や経済状況、文化、地域情報、ファッション、流行など、総合的に今の日本の姿をとらえたいと思ったら、新聞を最初から最後までじっくり読んでみるのが一番いいのだ。朝一番に、iPhoneの産経新聞をじっくり読み、気になる記事をEvernoteにクリップし、あとでデータベースとして活用するということを、習慣として続けてみれば、きっと何か変わってくると思う。それはニュースを見る目かもしれないし、もしかするとトレンドを察知する勘なのかもしれない。おそらく何か、いいことがあるはずだ。
来年2月、孫が生まれる。本日、息子のお嫁さんが産婦人科の検診で赤ちゃんの様子をみてもらったときに、赤ちゃんの性別を教えてもらったらしい。私の初孫ちゃんは女の子だそうだ。さぞ可愛いだろう(←すでにババ馬鹿)。こんな早くに性別がわかるなんて、医学も進歩したものだ。
その話をするために母に電話をしたら、「この間、おもしろいものが出てきたよ」と言った。二階の押入れを片付けていたら、息子と娘が赤ちゃんだった頃のビデオが出てきたのだそうだ。うちはビデオカメラを買っていなかったので、うちの子供たちは自分のビデオをもっていない。その一本は、たまたま友達が自分の子供をビデオで撮影するついでに、うちの子供たちも映してくれたものだろう。「ビデオを見ると、不思議な気持ちになるね。あの子も今では24歳の大人だというのに、この映像の中ではまだまだ赤ちゃんで、その表情を見ていると妙にリアルに思い出してしまう」。
母や私から見ると、子供たちの20年なんてあっという間なのに、彼らはその間に大人になり、結婚し、子供まで産もうとしているのだから、本当に不思議だ。いつもは時間なんて忘れているのに、こういう場面に出くわすと、時を刻む音が「チッチッチッ」と耳元でなっているような気がする。
今年で22になる。思い立って、久しぶりに「お誕生日会」をした。ゲストは、娘の彼氏。食事は、彼女のオーダーで「ひき肉カレー」。サラダは大皿にもって冷やしておき、グラスはディズニーランドで買ったミッキーのワイングラス。ちゃんとランチョンマットを敷き、スプーンとフォークをそれらしく並べた。
ケーキは、もちろんイチゴのホールケーキ。チョコの板に「Happy Birthday ミズホ」と書いてもらった。ロウソクは年齢より少なめに挿し、火を灯してテーブルまで運んだ。
プレゼントは、バスセット。彼女はタオルフェチなので、好きそうなタオルを選び、そのデザインにあわせてバスオイルやマッサージ道具などを揃えた。色は、すべてピンク。
私は彼女がまだ小学生のうちに家を出てしまったので、それ以降は誕生日を祝ってやることができなかった。それだけじゃない。あんなことも、こんなことも。やってあげられなかったことを数え始めると、キリがない。大学に入学した後、やっと彼女と一緒に暮らし始めたが、慌ててその年月を取り戻そうとしてもできるものではない。そんなことはよくわかっているけれど、時々こんな子供じみたことをしてしまう。
iPhoneアプリには、音楽系のアプリがいろいろある。仕事の絡みもあって、本日いろいろ試したが、「Band」と「8Bitone」は間違いなくハマる。とくに「Band」は、元バンドマンにとってたまらない要素がぎっしり。とうの昔に足を洗ったはずなのに、思わず「これさえあれば、いつでもライブできるんじゃないか」なんて思ってしまった。近々、「一日1レビュー」サイトでレビューしてみようと思う。
秋葉原UDXビルで、友だちのChigusaさんとランチ。彼女とランチするのは、今月二度目。一度目は、黄金町のLCAMPというお店だった。あそこのコーヒーも美味しかったけど、今日の串揚げも美味しかったなぁ。
ランチ帰りに事務所に誘って、しばし歓談。と、突然デジカメを取り出し、私の写真を撮影し始めた。驚いていると、「撮りたいと思ったから」とひとこと。その夕方、彼女から写真が送られてきたが、その写真が不思議だったので記念にアップ。
よくみると、わたしの回りにふんわり白い光が映っている。Chigusaさんいわく「オーラみたい」とのこと。たしかに、そんなふうにみえる。
本日、お友達の永嶋さんからのお誘いで、乱歩賞受賞パーティに出席。受賞者は遠藤武文さんで、本のタイトルは「プリズン・トリック」。本のオビには「乱歩賞史上最高のトリックだ」(東野圭吾)という言葉があり、ミステリファンとしてはワクワクしてしまう。なんでも、この作品は遠藤さんの処女作なんだとか。才能って、あるところにはまとまってあるものなのね。
会のはじめに、日本推理作家協会の会長である東野圭吾さんのスピーチがあった。そうとは知らずにこの場に参加してしまった私は、生の東野氏を見て一気にヒートアップ。と、自分の左前に見たことのある人がいるな…と思っていたら、これが「安楽椅子探偵」でお世話になっている綾辻行人氏。「きゃー!綾辻さんが!」と小さな声で叫ぶと、永嶋さんはさらっと「そう、よくいらっしゃるの」と答える。ああ、ここってそういう場所だったんだ…と再認識。
心を鎮めて、改めて会場を見回すと、あちらこちらに「冒険作家クラブ」でおなじみの方々が。営業しようと張り切ってきたはずなのに、なぜか知った人のそばに近づいてしまう私。お仕事でもお世話になっている鈴木輝一郎さんや阿川大樹さん、お久しぶりにお会いした稲葉稔さんや菅谷充さんとご挨拶をしつつ、帝国ホテルのご馳走を思う存分いただいた。
そうこうしているうちにあっという間に二時間が過ぎ、帰ろうとしていたら、永嶋さんのお友達に話しかけてきたお着物の男性が。よくよく見てみると(よく見なくてもわかるけれど)、手には革の手袋が! これは京極夏彦さんに違いない! そして最後にお会いしたのが、今野敏さん。この方は冒険作家クラブで何度かお会いしているので、すかさず「ハンチョウ見てました!」とご挨拶。本当に、ミステリファンとしてはこの上なく贅沢で豪華な夜だった。こんな素敵な席に連れていってくれて、ありがとう永嶋さん!
2009年09月にブログ「真花の雑記帳 Neo」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。
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