ここ20日間ほど、ずっとこのテーマに関わっていたような気がする。GTDの基本的な理解から始まり、それを紙からWebサービスに移行し、そのデータをiPhoneで快適にブラウズするにはどうしたらいいか、紆余曲折しながらようやく最適な解にたどり着いた。しかし、その道のりは、想像以上に複雑だった(GTDについては、こちらをどうぞ)。
まず、GTDについては、以下のように理解した。
1. 頭の中にあるものを全部とりだす
2. 取り出したものを並べ直す
3. 各項目の処理方法をまとめ、整理して箱を作る
4. その箱に分類して放り込む
5. 時間、場所、方法でソートをかけ、「今一番すべきこと」が一瞬で分かるようにする
1〜4までを紙でやるのは、さほど難しくなかった。紙とボールペンを目の前におき、数時間集中して取り組めばなんとかなる。実際、やってみた後はとても気分がよく、これだけを定期的にやるだけでもずいぶん違うだろうなぁということはよくわかった。ただ、5をやろうとすると、紙の作業では限界がある。検索に関しては、やはりパソコンを活用したほうが便利だ。
ということで、次にこの内容をWebサービスを使って管理する方法を考えてみた。ローカルではなく、なぜWebサービスにするかというと、私は複数のパソコンを使う上、iPhoneも使いたいので、データを一カ所においておくのは実用的ではないからだ。
Webサービスはいろいろ探してみたが、やっぱりToodledoが一番いいだろうということになり、これを使うことにした。そして次に、Toodledoについて調べてみた。これまでもこのサービスはよく使っていたので、ある程度のことはわかっているつもりだったが、それでも知らない機能はたくさんあった。そこで、このサービスについて徹底的に調べてみようと思った(このあたりの話は、前の日記を参照のこと)。
…ということで、このテーマはとても長くなりそうなので、続きはまた次の日記で。とりあえず。
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オノ・ヨーコが、ジョンの誕生日にImagine Peace Towerを公開した。ひとつは、この地球の上に。そしてもうひとつは、SecondLifeの上に。私は本物のImagine Peace Towerを見に行けないので、Second Lifeのイベントのほうに参加した(Imagine Peace Towerについてはこちらをどうぞ↓)。
現実のImagine Peace Towerを再現したSecond Lifeのタワーは、本物同様、シンプルだった。イベント当日の朝7:30、90人近くのアバターが島に集まり、オノ・ヨーコの登場を待った。時間通りに、彼女は現れた。彼女のスピーチのあと、あたりは暗くなり、台の上に光の塔が現れた。ここまでは本物とまったく同じだったが、この後、ひとつだけ違うことが起こった。それは、彼女自身が光の塔に沿って飛翔し、塔の回りをゆっくり回りながら地上に降りてきたこと。ちょっと宗教がかっているようにも見えたが、ジョンとヨーコがやってきたことはたしかに少しそれと近い(ただ、彼らは宗教を否定しているが)。
この動画を診ていると、最後に「I love you」と光るライトがでてくる。これも、Second Lifeで再現されていた。ヨーコは無料で「I love you」ライトを配布し、私はそれをもらった。最初は意味がわからなかったが、あとでこの動画を見てその意味がわかった。
バーチャル世界の中ではあったが、このイベントに参加できて本当によかったと思う。最初にこのイベントのことを知ったのは、Twitterだった。わたしはTwitterでオノ・ヨーコをフォローしていて(しかも、フォロー返しをしてもらってる!そのことに気づいたとき、正直鳥肌がたった!)、彼女のつぶやきでこのイベントを知った。つまり、Twitterで知り、Second Lifeで体験したことになる。すごい時代になったなぁ。
最後に、オノ・ヨーコとダンスした記念写真をどうぞ。彼女のパートナーは天に召されたが、彼女はいまも彼と共に生きている。彼の意志を受け継ぎ、表現している。そんな彼女の人生は、誰より幸せに違いない。
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これまでずっとOutlookを敬遠してきたが、ここにきてOutlookを見直してみようという気持ちになった。それは、例の「GTD」の影響でもある。うろ覚えではあるが、Outlookはたしか「予定表」「仕事」「アドレス」「メール」がすべて同じカテゴリ(分類)で分類できるはず。また、それぞれのデータをリンクさせ、統合的に管理できるはず。今さらながらそんなことを思い出し、Microsoftサイトから「Office 2007」の60日間無料お試し版をダウンロードし、ちょっと使ってみることにした。
予定表、アドレス、タスクの導入は、まったく問題ない。GoogleカレンダーやToodoledoには、いずれもOutlookにインポートする機能(Toodoledoの場合、サードパーティのソフトを使うが、常に同期をとってくれるので便利)がついていて、すぐに移行できるようになっている。デファクトスタンダードである強みは、こういうところで効いてくる。
アドレスは、毎年整理しているアドレスデータ(CSV形式)をそのまま読み込ませ、Googleの連絡帳にあるデータをCSVではきだしてマージし、それをOutlookの連絡帳にインポートした。フィールドをあわせる手間はかかるが、まあそれでもスムーズなほうだろう。2つのデータをマージした関係で、重複データができてしまったが、これはボチボチ手作業で整理していけばいい…と思いつつ数をみると、全部で1356件あった。一日200件でも一週間かかる。これは長丁場になりそうだ…。
もちろん、これらのデータはiPhoneと同期するように設定した。どんどんiPhoneがPDA化=Palm化しているような気がするが、たぶん気のせいだろう。
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一世を風靡したPalmというPDAのことを、今どれだけの人が覚えているだろう。Palmをこよなく愛し、その誕生から終末までをじっと見守ってきた男「機長」が10年という月日を費やして書きためたこの類いなきテキストを、このたびマイカから出版できたことについて、私は心から誇りに思っている。
パソコン並みに高機能化した携帯電話につながる「手のひらの電子端末」の源は、1996年に発売された電子端末「Pilot」にまで遡る。本書は、Palm OSマシンファンのためのエンターテインメントWebマガジン「パーム航空」や、「iPAL Magazine」の運営者である「機長」が、その理想のハンドヘルドコンピューターを追い求めた男たちの物語として書き下ろした作品。出版までに実に10年の月日を費やし、満を持して電子書籍化! この第2巻では、日本におけるPalm OSマシンの運命を追う。Pilotは欧米で一大ブームを巻き起こしたが、その日本語化や普及にはさまざまな困難が待ち構えていた…。
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