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母親家業というものは

息子夫婦と孫が来た。二週間しか経っていないのに、また少し大きくなっていた。この時期の成長速度は、まさに驚異的。少し会わないだけで、もうすっかり別の人だ。一瞬たりとも目が離せない。

彼は比較的大人しく、たいていは機嫌よく笑ったり喃語をしゃべったりしているが、たまには泣くこともある。そんなとき、私は自然と彼を抱き上げ、ゆすったりあやしたりする。そうすると、いつのまにか赤ん坊は泣き止んで眠ったりする。時には、そういったことを無意識でやっている。そんな自分に気づいたとき、ちょっとびっくりした。私がこんな風に赤ん坊をあやすのは、それこそ二十年ぶりのはずなのに、まるで昨日まで子供を育てていたようなのだ。母親家業というものは、どうやら自転車の運転並みに忘れないものらしい。



コメント (2)

ろくべ:

孫・・・かわいいでしょうね!
今週から次男が彼女と同居します。
みー君のような展開にならないかと、密かに期待しているのですが・・・

真花:

それはそれは、おめでとう!
同じ展開になると…忙しいですよ(笑)
続報待ってます!
ほんで、また遊びにきてね!

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