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「どんどん絵を描きたい」

 「カラフル」という番組に出ていた小学六年生の了禅くんが気になった。彼は、絵を描くのが好き。だが、見たままを書くのではない。特に、色は違う。ゴリラの顔は紫で、カバはピンク。心が咎めている深海魚の目の色は、黄色に塗る。彼は、見たままを描けといわれると悩む。自由に、描きたいように描くのが好きだからだ。絵の先生が、絵のテーマを出す。しかし、彼はなにも感じないものは書きたくないという。

 ある日、家族で水族館に行った。深海魚を見たとき、彼はスケッチブックを取り出して描き始めた。「“気持ち悪い”の中には、ふつうとは違ったところがある」。その、普通ではないところに惹かれ、描きたくなるようだ。

 彼の父は、指輪を作る職人。いつも自宅で、指輪を作っている。彼は、父の作業部屋にいつ入ってもいいと言われている。父のそばで、彼は自分の描きたいものを描く。面白くて、一晩やっても飽きないそうだ。父は、そんな彼の様子をたまにちらっと見たりするが、あまり口は出さない。よい家族に育てられている。たいへん恵まれた環境だ。

 何かを感じたとき、それを絵を描くという方法を知っているから、彼は幸いだと思う。それも、とても早い段階で、その方法を手に入れたということは、彼にとって大きい。彼は、きっと何か特別なことをなし遂げるだろう。

「どんどん絵を描きたい」10月28日放送(http://www.nhk.or.jp/school-blog/300/63253.html)



コメント (5)

 む〜、子供の頃の環境?確かにねぇ。よいに超したことはないですが、その子供が何に反応するかにも寄りますね。

 わたしんちはなんで本がなかったんやろなぁ?なんて考えますが、洋服の生地は一杯ありました。生地の見本帳もあって、手で触れたんですよ。でね、ニットなんか買うとき、手触りで選んだら、店員さんに感心されたことがありましたね。

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