■牡蠣醤油の魔力
現在、我が家で大ブレイク中なのが、かき醤油。もともとは広島の名産品で、牡蠣のエキスやダシの入った醤油なのですが、これが実に美味。瓶のラベルには「湯豆腐、冷奴、卵かけごはん、お漬物などに」と書かれていますが、普通の醤油がイケるものなら、だいたいOK。牡蠣エキスのせいか、ただの醤油よりも味がまろやかで深い。数滴でグッと味に深みが出る魔法の醤油なんですね。
で、我が家で一番人気の食べ方が「かき醤油ごはん」。ようはごはんにかき醤油をタラーッとたらして、かきまぜて食べるという、非常に貧乏臭い食べ方なのですが、これがもう最高。実は花輪和一のマンガ「刑務所の中」で、ごはんに醤油をかけて、すごく美味しそうに食べていたのを見て、かき醤油でやってみたら、これが「うぐぐぐっ、ものすごく美味いっ」。
ホカホカごはんと、かき醤油の風味がマッチして、はっきり言ってこれだけで丼三杯はいけます。ま、牡蠣より、かつおぶしの風味の方が強いような味なので、ねこまんまみたいな感じになるのですが、そこがまたイイ。
でも、子供たちが真似して、おかずも食べずにコレばかり食べてるもんで、近日中に禁止令が出てしまいそうなんですが(笑)。このかき醤油ごはんをおにぎりにするのもいいですね。冷えてもいけます。
それから僕が昔から好きだったのが、熱々ごはんにバターを埋めて醤油をかけるバター醤油ごはんなのですが、これをかき醤油でやると、もうたまりません。バターと牡蠣と醤油が織り成す香ばしい味のハーモニー。ああ、思い出すだけでもヨダレが出てしまいそう。
調べてみると、島根県には「しじみしょうゆ」、山口県には「ふくしょうゆ」など、全国各地に名産品を使った醤油が存在するようだ。どれも美味そうだ。次々と試したくなってしまう。(2003年3月)
※その後は、福井の昆布しょうゆにハマっております。
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