マイカの人気作家、楠田文人の新刊が全部で9冊、出版されました。中でもわたしのお気に入りは「七彩抄 土魚(つちいを)」(200円)。まるで「世にも奇妙な物語」のような、とても不思議な読後感。五感の中で、特に味覚が刺激される作品です。すぐに読める短編ですので、興味のある方はぜひご覧下さいませ。
Amazon.co.jp: 七彩抄 土魚(マイカ) 電子書籍: 楠田文人: Kindleストア
鬼才・楠田文人が描く、どこかおかしくて、ちょっと不思議な世界へようこそ。15分間の現実逃避をお楽しみください。
田舎に帰るため、夜行列車に乗っていた私は、向かいの席に座った老人に「面白い物を見せてあげましょう」と誘われ、途中下車して老人の家に立ち寄ることにした。
無人駅で降りてしばらく歩くと、立派な旅館が見えてきた。老人がその建物に入っていく。なんとその老人は、大きな旅館の主だったのだ。
旅館に泊めてもらうことになった私は、露天風呂に向かう途中、崖で何か動くものを見つけた。モグラかと思ったが、それはこの土地でしか見られない珍しい生き物「土魚」だった。
そのほかの楠田文人の新刊については、以下をどうぞ。
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