子どもが犯罪被害に遭わないために親が知っておくべき知識について、地域の安全や犯罪予防を研究する小宮信夫立正大学教授が、実際の事件や事故を基に検証しながら解説する連載。前回(「犯罪者は人が多く明るい場所でターゲットを見定める」)は、2013年の夏に三重県朝日町で起きた事件から学ぶべき防犯ポイントについて説明しましたが、今回取り上げる事件は、2015年の7月に奈良県香芝市のリサイクルショップで起きた、奈良女児監禁事件です。小学校6年生の女児が誘拐されたこの事件、幸いにも犯人は逮捕され子どもも無事保護されましたが、この事件から何をまなぶべきなのでしょうか。
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