一時期よりもユーザーの伸びは鈍りつつあるものの、今もって「格安SIM」の人気は高い。大手携帯電話会社よりもコストが安いだけでなく、段階的な容量設定や時間指定での速度制限など、特徴的な料金プランが選べたり、特定アプリの通信が無料になるようなオプションサービスがあったりするのも格安SIMのメリットだ。
しかし、格安SIMには大手携帯電話会社よりも通信速度が不安定というデメリットがある。ユーザーの利用が集中する平日の12時台や夕方から夜にかけての時間帯において、特に通信速度が遅くなりやすい。
そこで、日経トレンディネットの専門サイト「格安スマホはこう選べ!」では、格安SIMの通信速度の実態を探るべく、実際に格安SIMを契約して通信速度のテストを実施している。
前回2017年7月に実施したテスト(関連記事:「YouTubeは快適? 格安SIMの速度測定ランキング【17年夏】」)に続き、格安SIMのなかでもシェアや注目度が高い「IIJmioモバイルサービス(タイプD)」「楽天モバイル」「イオンモバイル」「OCN モバイル ONE」「LINEモバイル」「BIGLOBE SIM」「mineo(Dプラン)」「FREETEL SIM」の8つの格安SIMについて、実際に通信速度を測定した。
なお、本連載では2016年5月の初回測定以降、イードの速度測定アプリ「RBB SPEED TEST」の結果をもとにランキングを決定してきたが、格安SIMにおける実際の利用環境をより反映するために、前回からはYouTube再生時の平均速度をもとにランキングを決定する方法に改めた。
その前回はYouTube再生時の下り平均速度6.23Mbpsを記録したmineo(Dプラン)がトップを獲得。これに、2位のOCN モバイル ONE(同5.67Mbps)、3位のLINEモバイル(同5.27Mbps)が続いた。今回はどういう結果になるのだろうか。
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