通信コストの安さが魅力の「格安SIM」。そのデメリットのひとつとして挙げられたのが、サポートだ。数年前まで格安SIMを提供する通信会社(MVNO)の多くは、大手携帯電話会社のような実店舗を持たず、契約はウェブサイト、サポートは電話窓口やチャットというのが当たり前だった。
格安SIMの立ち上がり期は、利用者の中心は、スマートフォンや通信に詳しい人だったため、それでも問題なかったが、大手携帯電話会社からの乗り換えユーザーが増えるにつれ、ユーザー層も厚くなり、対面サポートのニーズが高まってきた。そこで、MVNOでも実店舗を整えたり、出張サポートを提供したりするケースが増えている。
そうしたMVNOを選べば、格安SIMであっても端末の故障に備えたり、高齢者などスマートフォンに詳しくない人に利用させたりできそうだ。「サポート」というのも、最近では格安SIMを選ぶ理由になり得る。
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