大手携帯電話会社から販売されているスマートフォンで、ほかの携帯電話会社やMVNO(仮想移動体通信事業者)のSIMカードを利用するには「SIMロック」外す手続きが必要だ。
このSIMロック解除について、KDDI(au)とソフトバンクが2017年12月1日、一部の条件を変更した。これ以降、一部に例外はあるものの、端末代金を一括で支払った場合は、原則としてすぐにSIMロックを解除できるようになっている。NTTドコモではすでに同様の条件でSIMロックの解除が可能となっていたため、これで3大キャリアの足並みがほぼそろった格好だ。
一方で、これまでauの中古端末は誰でもSIMロックを解除できたが、他の2社と同様に、最初に購入した本人しかロックを解除できなくなった。詳しくは後述するが、格安SIMでauの中古端末を使いたいと思っている人にとってはデメリットと言える変更で、今後は今まで以上の注意が必要だ。
そこで今回は、大手携帯電話会社におけるSIMロック解除の条件や、SIMロック解除した端末を格安SIMで使うにあたり、どのような影響があるのかをまとめてみた。
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