iPhone 11シリーズやPixel 4など、この数ヶ月の間に魅力的なスマホが相次いで発売されました。しかし、これらのスマホはいずれも10万円前後という価格帯。ハイエンドモデルとはいえ、なかなか手の出る価格帯ではありません。
そんななか、「TCL PLEX」の価格は、なんと税込み2万9800円。エントリーモデル並の価格で、5万円前後のミッドレンジモデルと遜色のないスペックを備えています。つまり、めちゃくちゃコスパの高いスマホなのです。
TCL PLEXのスペック
チップセット | Qualcomm® SnapdragonTM 675, オクタコア CPU |
SIM | Dual SIM(nano-SIM) |
サイズ | 162.2×76.56×7.99mm |
重量 | 192g |
ディスプレイ | 6.53インチ、フルHD+(2340x1080ドット) |
ストレージ | 128GB ROM(ユーザー領域:109GB) |
対応MicroSD card | 最大256GB |
RAM | 6GB RAM |
Wi-Fi | Wi-Fi: 802.11 b/g/n (2.4GHz), 802.11 a/n/ac (5GHz), Wi-Fi Direct, Wi-Fi display |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
ベンチマークの結果
AnTuTu Benchmark v8.1.7でベンチマークした結果、スコアは「21万4579」。
CPU | 85994 |
GPU | 33585 |
MEM | 48814 |
48814 | 46186 |
ランキングを確認すると、昨年発売されたハイスペックスマホ「HONOR 10」(HUAWEI)や「P20」(HUAWEI)、今年発売されたMi 9 Lite(Xiaomi)などとほぼ変わらないスコアとなっています。
対応周波数は、ドコモかソフトバンクがおすすめ
また、TCL PLEXはSIMフリースマホとして販売されているため、対応周波数のチェックも必須。TCL PLEXが対応している周波数帯は下記の通りです。
2G | 2/3/5/8 |
3G | 1/2/5/6/8/9/19 |
4G | 1/3/5/7/8/19/20/28/38/40 |
ちなみに、各キャリアの周波数帯(4G)は下記の通り。
ドコモ
◎1/◎3/◎19/○21/28/42
au
◎1/11/◎18/◎26/28/42
ソフトバンク
◎1/○3/◎8/○11/28/42
※◎は必須、○は重要な周波数帯となります。
ドコモやソフトバンク系の回線であれば充分使える端末というがわかります。つまり、IIJmioやmineoなど、これらのキャリアの回線を使った格安SIMでも使えるということです。
TCLとは…
ちなみにTCL PLEXは、AlcatelやBlackBerry、Palmなどのメーカー端末を手掛けているTCLが自社ブランドとして発売する初のスマホ。2019年のIFA2019で発表され、話題になりました。
TCLは液晶テレビなどの家電分野などではグローバルでは高いシェアを誇っていますが、TCL PLEXにはその技術を余すことなく投入。ディプレイはリアルな色を再現しており、HDR10動画にも対応しました。最近、動画配信サービスのコンテンツを通勤電車の中で楽しむ人をよく見かけますが、そんな使い方でも、コントラストがはっきりした映像を楽しむことができるのではないでしょうか。
スマホとしての機能は「必要充分」
カメラは、「超広角」「低光量ビデオ」「48MP高画質センサー」のトリプルカメラを搭載。夜間モードを使えば、暗い場所でもきれいな写真を撮影できます。
カメラ機能にはAI技術が使われているため、被写体に追随したズーム処理を行ったり、スタビライザー機能によって安定した動画を撮影したりすることも可能。ハイスペックなアクションカメラと遜色ない動画を撮影できるのは嬉しいですね。
以上、ディスプレイやカメラなどの機能は文句なし。これ以上の機能を求めるのであれば、コストを掛けてハイエンドモデルを購入しましょう。
格安SIMとの組み合わせがよさそう!
TCL PLEXはSIMフリースマホだから、格安SIMを組み合わせれば本体代も通信費用も抑えられます。月々のスマホ代を下げたい人はもちろん、子どもや親用のスマホが必要だけど、あまり費用をかけたくない……という人にも適したスマホです。
SIMフリースマホであるデメリット面は、各種設定やアプリのインストールなど自分自身でやらないといけないということ。でもそれをクリアできるのであれば、低コストでそこそこのスペックを備えているという点で、選択肢にあがる1台といって間違いないでしょう。
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