使う頻度少ない家電は新型に 「脱・休家電」のススメ
家の中でなくてはならない存在の白物家電。スマートフォンやAV機器と違ってずっと変わらないように見えるかもしれませんが、生活に欠かせない必需品だけに、生活スタイルに合わせて変化を遂げています。
そんな白物家電の最新トレンドを、家電コーディネーターの戸井田園子さんがキーワードで解説する連載。第1回のキーワードは「脱・休家電」です。
……え? 休家電ってなに? そんな言葉はないよね?
と思ったあなた、はい、その通り。この言葉は戸井田園子さんが作った造語です。
戸井田さん曰く、「どこの家にも、使っていない家電がありますよね。たとえば、ホットプレート。井上さんのお宅でも、シンク下の収納スペースに仕舞いこまれていませんか?」。
た、たしかに……。戸井田さん、うちのキッチンにきたことあったっけ。なんで知っているんだろう……とうろたえていたら。
「やっぱり!」と笑う戸井田さん。「どの家でもそうなんです。ちゃんと使えば便利なんですよ、ホットプレート。なのに、全く使われていない。私はこういう家電にネーミングをつけようと思い、いろいろ考えました。そこで思いついたのが、火山」
……家電(かでん)に火山(かざん)の名前ですか。ま、たしかに呼び名は似てますけど……。
「火山には、活火山と死火山、休火山があります。これを家電にたとえると、活火山は生活家電、死火山は死活家電、休火山は休活家電……とするとちょっと長いから、死家電、休家電にしましょうか」
戸井田さんによると、死家電とはまったく使われずに押し入れに仕舞いこまれたもの。たとえば……流行に乗って買ったヨーグルトメーカーとか、ホームベーカリーとか。
「こういうものは、一度死んでしまうとなかなか復活しません。ですが、休家電は復活可能です。たとえばホットプレートとか、オーブントースターとか」
待って、待って! オーブントースターはちゃんと毎朝使っていますよ? これは休家電ではないでしょう? そう戸井田さんに伝えたところ、
「いえいえ、キッチンでそこそこスペースを占有しているオーブントースターなのに、朝の5分だけ稼働するなんてのは、もう立派な休家電ですよ」。
なるほど。では、そんな休家電を生活家電に蘇らせるには、どうすればいいのでしょうか。
その方法、実は意外と簡単。記事で詳しく解説していますので、どうぞご覧くださいませ!
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