新型コロナ・ウィルス最新情報(2020年2月14日版)

新型コロナウィルス対策

このコーナーでは、テンソルコア代表・秋月雅史が最新の「感染拡大の現状」についてお伝えします。

ここでは、現在の状況を数字で示しつつ、その数字から読み取れる現状と分析結果を所感としてお届けします(情報は随時更新します)。2020/02/14現在の最新情報は、下記の通り。

ここで掲載しているのは、表に整理した形の最新情報です。以下、表の見方について説明いたしますので、ご一読ください。

全世界:全世界の感染者の合計。
中国以外の国:中国以外の国の感染者。ほとんど死者がなく死亡率も低いです。
中国のみ:中国のみの感染者の合計。死亡率は2〜3%以上の高いレートです。
中国・湖北省のみ:感染源となった武漢市がある省です。ここでの感染者、死亡者が非常に多いことがわかります。感染拡大初期の頃の死亡率は5%に達していました。
中国・湖北省以外:中国のなかの湖北省(武漢市含む)以外の省の集計。「④中国・湖北省のみ」と比較すると遥かに低い数値です。

赤・黄でハイライトした中国以外の国 vs. 中国・湖北省のみ vs. 中国・湖北省以外の3つの死亡率を比較してみてください。④の湖北省(武漢市)の死亡率だけが突出して高いことがわかります。

これは感染拡大当初、封じ込めの初動が遅れて医療体制が混乱したことが理由ではないか?という報道があります。この数値と他の地域の数値の経緯を観察することで、この新型感染症がどれぐらい危険なのかを推測することができます。

以下は、データから導いた私の所見です。今後は、随時表と所感を更新して掲載しますので、参考にしてください。

今回の新型コロナは、罹患しても軽症ないしは発熱のないまま寛解する例が数多く報告されています。中国においても、その程度の症状で検査もせず、罹患に気づかずに治ってしまった人も多いだろうと推測されています。

下図のように、①死亡例は、②陽性の確定診断者の中からでているため、実際には③未検査の軽症患者、④発症前の2次感染者、⑤3次感染者が数多くいることが推測できます。

死亡例は今後も出る可能性はありますが、厚労省見解のように、現時点では感染は起こっているものの流行が認められるほどの広がりはないと思われます。

ただし、軽い風邪のような症状でも罹患している可能性があるため、感染拡大予防の観点からむやみに医院にかからず、保健所の相談窓口に連絡して指示をあおぐことが必要と考えます。

秋月 雅史

人生の大半をITビジネスに捧げてきたが、起業してからは「自分が何屋」と言えない日々が続いているうちに本当に何者なんだかわからなくなった。いまは危機管理コンサルタント(本業)、ベンチャー取締役、Webブランディング会社マネージャーなどを兼業している。自称「丘にあがったセーラー」。帆船で世界中の夏を追いかける日々を過ごすことが目標。

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