井上真花です。ここ数日、ネットやテレビなどのメディアでテレワークに関する情報が増えています。そこで、個人的に気になった記事を3本ご紹介します。この記事を読めば、「テレワーク、そんなに悪くないかも?」と思えるかもしれません。
新型コロナで注目の在宅勤務、そのノウハウ 「必要な時だけ出社」の会社に聞いた
朝日新聞「Globe+」より。別冊マイカの「テレワークの極意をテレワークの達人に聞いてみた」でご紹介した寿かおりさんと、同社のCEOの古賀早さんを取材した記事です。記事の中にもいろんな極意が紹介されていて、たとえば
- 1時間、2時間と時間ごとにミュージックリストを作って、音楽が流れている間は集中し、終わったら次やらなければいけないことに気づけるようにする。
- 社内のメンバーで会議をするときは、テレビ会議ではなく音声会議にしている。テレビ会議だと部屋の背景が映るのが気になったり、服装や髪形も出社するときに近いような準備をしたりしなければならない。
- 意外と大事なのが、パソコンを置く場所。ダイニングテーブルやこたつだと、長い時間パソコンに向かう作業はしにくい。パソコンの下に雑誌などを置いて画面を目線の高さにあげておくだけでも違う。
などなど。記事の最後には、例の連続ツイートのまとめもあります。とても参考になるので、テレワークを始める人はぜひご一読を!
テレワークでぶつかる壁と、その先に見えてくる希望:新しい視座を獲得すれば、呼吸をするようにイノベーションが起こる
テレワークを始めた人がぶつかるメンタルの壁について考察した記事。「Zoomオンライン革命」の筆者である田原真人さんは、テレワークを始めたとき誰もが「リアルではできることの多くがオンラインではできない」「オンラインはリアルの劣化版だ」と感じるといいます。
短期間であれば我慢して終わりますが、長期化すると、「テレワーク環境で工夫して、なんとか、深い学びや、価値創造に取り組む」ことを考えはじめ、意識が変わることでイノベーションが起きるとのこと。そのうち「オンラインのほうが便利じゃん」となる可能性もあるようです。
その結果、筆者は「東南アジアのビーチ沿いのコンドミニアム」で暮らし、自然のなかで豊かな生活を送っているとのこと。そこまでやれないにしても、テレワークを推進することで、自然豊かな地方で暮らすという選択肢も増えるかもしれませんね。
緊急テレワーク一ク1ヶ月目、GMO熊谷正寿代表に聞く『成功する在宅勤務』の秘訣
新型コロナウイルス騒動が始まって早々にテレワークを導入したGMOの熊谷代表インタビュー記事。
彼はTwitterで「在宅勤務開始から3週間。何が凄いかと言うと、業績に影響がほぼ無い。この結果を見て、そもそもオフィスが必要なのか真剣に考えている」と発言。もしそれを実行するしたら、同社が渋谷に構えるオフィスを削減するだけで、大幅なコスト削減に。さらにそれを「在宅勤務手当として還元」することも考えているといいます。
これはもう、本当の意味での「働き方革命」! 今後、同社のような進化を遂げる企業が増えてくる可能性はあります。そうすると、日本は今、大きなシフトチェンジを迎えようとしているのかも……?
以上、テレワークに関する興味深い読み物を3本、ご紹介しました。最後に、テレワークに関するノウハウをまとめたサイトを2つご紹介します。
はじめようテレワークスタートガイド
レノボ・ジャパンが、テレワークを始める企業に向けて、これまで蓄積してきたテレワークのノウハウをまとめた白書を無償ダウンロード提供しています。
内容は「業績/業務評価の仕組みをつくる」「経費の切り分け」「社内ルールの作成」「IT環境の整備」「補助金の制度」など企業側が考えるべきことに加え、「自宅での適切なPC環境」「必要なPCアクセサリ」「セキュリティ対策」など、従業員が知っておくべきことについてもまとめられています。
テレワーク総合ポータルサイト
厚生労働省による、テレワークに関するQ&A集。「お役所の情報だから、きっとお堅い内容なんでしょう」と思いきや、「テレワーク時にメリハリをつけて働くには、どうすればいいですか」や「テレワーク中に、部下がサボるのではないかと心配です」「オフィスにいる同僚と話がかみ合わない事があります。何か解決策はありますか」など、「大手小町か?」と思ってしまうほどカジュアルなQもあり、読み物として読んでも楽しめます。
Zoomパーフェクトマニュアル (2020/03/02追記)
もはやテレワークの必携ツールとも言える「Zoom」。誰にでもすぐに使えるのがZoomのいいところとも言えますが、それだけに基本的なことを知らなかったり、便利な機能を知らずに損していたり。この「Zoomパーフェクトマニュアル」は、そんなZoom初心者にこそ目を通しておいてほしい貴重な資料。会社でZoomを使う前に、このURLを全員にシェアしておくのもいいかもしれませんね。
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