腕利きの編集者&ライターである堀井塚さんが、間違った日本語の使い方を解説する「重箱の隅」シリーズ。ここに掲載されているのは、実際に堀井塚さんが編集した原稿の中にあった例だそうです。恥ずかしながら、私も同じような使い方をしていた覚えが……。
それでは、今回も選りすぐりの5例をご紹介しましょう! (井上真花)
(1) 甲が一番、乙は二番
「甲乙付け難い」はどっちも優れていて優劣を決められないときで、どっちも大したことないんだったら「五十歩百歩」とか「大差ない」くらいがいいんじゃないかと。(´・_・`)
ちなみに昭和7年に生まれた親父の小学校時代の成績表は「甲・乙・丙・丁」の4段階評価だった。大日本帝国時代の徴兵検査で は、甲種合格が日本男児の名誉とされていたそうな。
明治以降の成績表について知りたい。石川啄木の成績表「善・能・可・未・否」、父母は「甲・乙・丙・丁」
(2) 通話できないだろ?
「スマホを顔に当てて電話する」って、想像してコーヒー吹いたじゃねぇかっ。耳に当てろ、耳に。(´・∀・`)
(3) 交ざっちゃった
「合意を得る」ってのは「合意に達する」と「同意を得る」が交ざっちゃったんだね。残念だね。(´・∀・`)
(4) いわゆる + いわれる
「いわゆる○○といわれる~」ってくどいゎ。( ・´ω・`)
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