腕利きの編集者&ライターである堀井塚さんが、間違った日本語を指摘しつつ、正しい使い方を解説する「重箱の隅」シリーズ。ここに掲載されているのは、実際に堀井塚さんが編集した原稿の中にあった例だそうです。恥ずかしながら、私も同じような使い方をしていた覚えが……。
それでは、今回も選りすぐりの5例をご紹介しましょう! (井上真花)
(1) 事前にするから準備なわけで ( `・∀・´)
「事前の準備が必要ない」ってあるんだけど、事後に準備できるものならやってみろと言いたい。
(2) ネックは首のこと、弱点ちゃあ弱点だけど (´・ _ ・`)
「ボタンが押しにくいのがネック」とか、よく「弱点、短所」の意味で「ネック」という言葉を使う人がいるけど、本来は「ボトルネック」で、瓶の首が狭くなっているところから「流れを滞らせるもの」「ネットワーク障害となる部分」を指すんだよね。
(3) ロサンゼルスに膝があるかよ ( ・´ω・`)
「お膝元」は高貴な人の側近とか、将軍のいる土地ってぇ意味。「米ロサンゼルスのお膝元」ってどこだよ?
ちなみに「将軍様のお膝元」は間違いで、「公方様のお膝元」が正しいと中学校のときの社会科の先生が言っていた気がするんだけどソースは不明。ご存じの方がいらしたら、ぜひご教授願いたい。
(4) 想像して吹いたやつ (´・∀・`)
「越えなければならないハードルが山積」してたら、越えられる気がしない。
(5) けっこう差がある (´-﹏-`)
「頭ひとつの差しかない」とか言ってるんだが、「頭ひとつ」は、はっきりとした差があるときに使うんだが。
次回もつつきまくるよっ
(`・ω・´)ゞ
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