COVID-19の感染拡大防止という観点から、ビデオ会議システムの利用が増大しています。私の仕事でも、Zoomを使った会議や打ち合わせ、取材が増えています。ビデオ会議システムを使うと移動時間が必要ないため、その気になれば1日4〜5件の取材(打ち合わせ)を詰め込むこともできますが、それをやると頭と目と腰にたいへん負担がかかるため注意が必要です。
これまで私は、ずっとMacBook Proだけで仕事をしていました。夫からは、再三「外部モニターを使えば仕事が楽になるよ」と言われていたのですが、それよりデスク上をすっきり片付けたい、スペースを広くとりたいという気持ちが強かったんです。
しかし、そんなことも言っていられなくなりました。日に日に、腰痛がひどくなってきたんです。15.4インチの液晶画面でZoom会議に参加すると、つい前屈みの姿勢になってしまう。短時間であれば立ち上がって身体を伸ばすこともできるのですが、続けて何本も会議を入れてしまうとその暇もなく、ずっと同じ姿勢を続けることになる。
ついに腰が悲鳴をあげはじめたので、かかりつけの鍼灸師に見てもらったところ、「このままだと仕事が続けられなくなりますよ」とお灸をすえられてしまいました。そこで、デスク上のスペースを諦めて、23.5インチの外部モニターを導入することに。使い始めてまだ2日しか経っていませんが、たしかに腰痛は軽減されてきているようです。
テレワークが推奨され、ビデオ会議システムが当たり前になり、仕事のやり方が大きく変わってきています。これまでは会社が仕事の環境を提供していましたが、自宅で働くようになれば、自分で働きやすい環境を作っていくしかありません。
必要な物は、座り心地のいい椅子なのかもしれない。あるいは、ビデオ会議システムのストレスを軽減する音のいいヘッドセットなのかもしれません。「仕事の合間にほっとしたいから、ちょっと贅沢なコーヒーメーカーを買った」という話も聞いたことがあります。
さて、あなたの仕事環境をグレードアップするには、なにが必要でしょうか? このお盆休みを利用して、そんなことを考えてみてもいいかもしれませんね。
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