昨日、こんなブログ記事を見ました。
なかなかインパクトのあるタイトルです。筆者は「クラウドではたらくインフラエンジニア」とのこと(プロフィールより)。半年テレワークをやってみた結果「いいことばかり吹聴されるけれど、悪いことがいっぱいあります」と感じたそうです。
そのなかで筆者が感じたのは「(テレワークは)仕事をするプラットフォームとしては明らかに劣っている」ということ。その理由は上記ブログ記事に詳しく書かれているので、ここでは割愛します。とても興味深い内容ですので、興味のある方はぜひご一読ください。
私はこの記事を読み「たしかにそういう視点はあるなあ」と感じました。もちろん、業種や関わっているプロジェクトの内容によってテレワーク向き不向きはある。また、個々人の性格によってもかなり差が出ると思います。
弊社は2月からテレワーク体制に変わりましたが、社員は「効率よく働けるようになった」と言います。それは、おそらくうちの仕事が出版関係であるということ。また、ほとんどの仕事が個々人に紐付いていて、みんなで一緒にやることが少ない。こういったことが幸いし、なに不自由なくテレワークができているのだと思います。
その一方で、他社からは「テレワークでは仕事にならない!」という声も聞きます。一例を挙げるとすると、社員みんなでワイワイ話しながらアイデアを出していくというようなやり方で企画を考えているスタートアップ企業。こういう会社に対して「話をしたいならチャットを使えばいい」とアドバイスしても、それはちょっと違います。オンラインで話すのと、直接会って話すのは、やっぱり少し違う。この「少しの違い」が、仕事の質に大きく影響するということもあるわけです。
だから、テレワークになって「効率が上がった!」という人がいれば「仕事がやりにくくなった!」という人もいるのは当たり前。そのなかで各社が今後のやり方を模索していくのだから、そりゃあ大変です。
では、どうすればいいのでしょうか?
それについても、上記ブログの別記事で触れていました。
大事なことは、こうやって、速やかに変化し続けるということにあります。
大事なのは、変化することではなく、変化をし続けること
最も危険な思想は、一度起こった変化をノーマルと位置づけ、もうそこからしばらく変化しないという思い込みをすること。ニューノーマルという言葉に私が抵抗するのはこの一点です。変わり続けていくという組織体制や、覚悟こそが最も必要な時代が到来したのではないか、という思いがあります。
これからも、状況は変わり続けるでしょう。そのなかで大事なのは、常に現状を観察し、それに対応していくこと。変化を恐れず、むしろ好奇心を胸に、一歩ずつ前に進んでいきたいですね。
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