【重箱の隅つついちゃうよ】きっと象と戦っていたんだね (´・∀・`)

スタッフコラム

腕利きの編集者&ライターである堀井塚さんが、間違った日本語を指摘しつつ、正しい使い方を解説する「重箱の隅」シリーズ。ここに掲載されているのは、実際に堀井塚さんが編集した原稿の中にあった例だそうです。恥ずかしながら、私も同じような使い方をしていた覚えが……。

それでは、今回も選りすぐりの5例をご紹介しましょう! (井上真花)


(1) 調達の意味、わかってる? (´・∀・`)

クラウドファンディングで◯◯万円の調達を達成」って、「◯◯万円を調達」にすれば「達成」はいらない。

(2) 者=人だから (´・_・`)

「経験者の人に話が聞きたい」は「経験した人に~」または「経験者に」にしようね。

(3) 牙はどっち向きに生えてる? ( ・´ω・`)

「金色のガッシュベル!!」というアニメを見てたら「俺に牙を向けるとは~~」って言ってた。で、頭に浮かんだのがけっこう上を向いてる猛獣。牙って普通、下向きに生えてるからねぇ。「牙をむく」って言いたいのか……あ、ゾウならいいのか。ゾウだったんだな。

(4) 裂かれちゃったのかよ (((;゚Д゚))

口が裂けても言えない」みたいな例えはあるけど、「口が裂けても言わなかった」っていう事実にされちゃうと、いきなり生々しくなるな。

(5) 逆転するには優劣が必要でしょうが (´・д・`)

「ワンピース」つーアニメを見てたら「状況逆転だ」って言ってたんだが、状況が逆転しても何がどうなるのかわからん。「形勢逆転」なら不利なほうが有利になったってわかるんだけどね。

次回もつつきまくるよっ
(`・ω・´)ゞ

堀井塚 高

企画・執筆から編集、校正までを一人でこなす“校了請負人”。IT関連はもちろん、金融商品、医療関係、ラノベ、乙女ゲー攻略本まで幅広く対応する。趣味は将棋(アマ三段)と外国語学習(英語、フランス語、イタリア語)。家族は高校生の息子とアレクサ6台。座右の銘は「愚直」「悪党の最期なんて、そんなもんだろ」。

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