【重箱の隅つついちゃうよ】「新風」は「吹き込む」とセットだと思うんだよな ( ・´ω・`)

レビュー&コラム

腕利きの編集者&ライターである堀井塚さんが、間違った日本語を指摘しつつ、正しい使い方を解説する「重箱の隅」シリーズ。ここに掲載されているのは、実際に堀井塚さんが編集した原稿の中にあった例だそうです。恥ずかしながら、私も同じような使い方をしていた覚えが……。

それでは、今回も選りすぐりの5例をご紹介しましょう! (井上真花)


(1) ロングセラーって言ったほうがマシ (´・д・`)

「歴史のある息の長い商品」っていう表現の違和感について考えてみた。「歴史ある商品」って言われると何十年か、何百年か前からあるんだろうなって思うんだけど、「息の長い商品」はせいぜい数年っていう印象。その2つを並べるから気持ち悪いんだな。

(2) 第1の特徴はどこへ? (´・∀・`)

「デザイン性だけでなく、機能性も第2の特徴だ」って書いてあるんだから、デザイン性も機能性も第2の特徴ってことだよね? そうすると、第1の特徴はどこ行った?

(3) 風は吹き込め ( ・´ω・`)

市場に新しい風を呼び込む」ってのは違和感ある。「新風」と「吹き込む」はセットだと思うんだな。

(4) イタリア語の話ですが……  ( •́ㅿ•̀ )

日本人で「ブラボー」って言う人を見たことないけど、ブラボー(bravo)は男性用で、女性にはブラーバ(brava)と言う。ちなみに発音も「ブラボー」じゃなくて「ブラーボ」のほうが近い。

(5) いゃ、「の中」はいらないだろう(´・ _ ・`)

「短い時間の中で」の「の中」はいらない。「短い時間で」または「短時間で」で同じ意味になる。

次回もつつきまくるよっ
(`・ω・´)ゞ

堀井塚 高

企画・執筆から編集、校正までを一人でこなす“校了請負人”。IT関連はもちろん、金融商品、医療関係、ラノベ、乙女ゲー攻略本まで幅広く対応する。趣味は将棋(アマ三段)と外国語学習(英語、フランス語、イタリア語)。家族は高校生の息子とアレクサ6台。座右の銘は「愚直」「悪党の最期なんて、そんなもんだろ」。

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