【重箱の隅つついちゃうよ】ついに最終回!ご愛読ありがとうございました

スタッフコラム

腕利きの編集者&ライターである堀井塚さんが、間違った日本語を指摘しつつ、正しい使い方を解説する「重箱の隅」シリーズ。ここに掲載されているのは、実際に堀井塚さんが編集した原稿の中にあった例だそうです。恥ずかしながら、私も同じような使い方をしていた覚えが……。

それでは、今回も選りすぐりの5例をご紹介しましょう! (井上真花)


(1) 東京に上京だと? ( ・´ω・`)

上京」は「都に行く」って意味だから間違いじゃないのかもしれないけど違和感ある。「ミネソタの青年がニューヨークに上京」とか。

(2) 病気じゃあないんだよね (・ω・`)

高温で発熱する素材」を「高熱を発する素材」に直そうと思ったんだけど、素材が病気になったみたいだよなぁ。「高い熱を発する素材」くらいかな。

(3) 逆は気持ち悪い (´・∀・`)

白黒(しろくろ)をつける
黒白(こくびゃく)を争う

だと思ってたんだけど、「黒白(こくびゃく)をつける」というのもアリらしい。なのに「白黒(しろくろ)を争う」はナシみたいだ。

(4) ラジオのヘビーユーザー (´・_・`)

ラジオを使ってるならヘビーユーザーで良いと思うんだが、よく聴いてる人だったらヘビーリスナーだよねぇ。タバコならヘビースモーカーだし。

(5)「荒げる」もアリなのか? (´・д・`)

声を荒げる」って変換候補にも出てくるのだけど、正しくは「声を荒らげる」。大事なことなのでひらがなで書くと「こえをあららげる」。

ご愛読ありがとうございました。
また、ネタが溜まったらお会いしましょう (`・ω・´)>

堀井塚 高

企画・執筆から編集、校正までを一人でこなす“校了請負人”。IT関連はもちろん、金融商品、医療関係、ラノベ、乙女ゲー攻略本まで幅広く対応する。趣味は将棋(アマ三段)と外国語学習(英語、フランス語、イタリア語)。家族は高校生の息子とアレクサ6台。座右の銘は「愚直」「悪党の最期なんて、そんなもんだろ」。

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