作家の安達瑶さんが極私的日常を綴った「北千住日記」が電子書籍として発売されました!
いつの間にやら「日本でもっとも息の長い合体作家(二人で一人)」になっていた片割れの作家が綴る超・長文日記。北千住に住み、足立区を愛し、ビンボー暇なし貯金なし。その割に3食たらふく食って、悩みがあるようでなくて、しかし確実に老いの兆候はやって来て、それが証拠に朝イチでiPhoneを見ると決まって一日中、目が霞み、さらに歳とともに涙腺が弱くなってテレビを見ていても泣き出してしまう。そんなしょぼい男が日々の暮らしを事細かく綴った2019年前半の日記。総字数36万字、リアルな文庫に落とし込むと600ページ。永井荷風の日記『断腸亭日乗』に匹敵、とは誇大広告ですが、プライベート全開の面白日記文学が誕生。(編集者の手になる自虐的惹句です)
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マイカからは阿川大樹さんの『作家の日常』も出版していますが、作家に限らず、私はあらゆる人の日常生活にとても興味があります。だから、日記(ブログ)を読むのが大好き。いろんな人のブログをのぞき見しつつ「へー、そんな風に食事してるんだ!」「毎朝、そんなことをしているの?」「そういう風にテレビを見ているんだ……」と楽しんでいます。
そういえば古典にも「土佐日記」「蜻蛉日記」「枕草子」「更級日記」など、日記文学にも名作はいろいろありますね。私のように、人の生活をのぞき見して楽しむ人は、昔からたくさんいるということなのでしょうか……。
そういった意味では、この「北千住日記」のおもしろさは秀逸です! なにを食べた、どんなテレビを見た、なにを思った等々……とても細かく書かれているんです。まるで、リアルタイムに安達さんの生活をのぞき見しているよう。よくこれだけ細かく記録できるものだなと感心してしまいます。
今回、書籍化するにあたり、プロの編集者である坂脇秀治さんが誤字脱字や事実誤認を丁寧にチェックし、作品としてのクオリティをアップしてくださいました。坂脇さん、これだけの長文をよく最後まで編集されました。たいへんご苦労様でした!
というわけで、約半年という編集期間を経てようやく出版されたこの作品、ぜひお手にとってご覧ください。そして、安達さんの日常生活をお楽しみいただければ幸いです!
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