新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、ステイホームが推奨され始めてから1年が過ぎました。自粛中はスポーツ施設や娯楽施設などさまざまなサービスが休業してしまうため、やりたいことが限られてしまいます。「長びく自粛生活で、ついにやることがなくなってしまった……」という人はいませんか。
「せっかく時間ができたのだから、この空いた時間をうまく活用し、スキルアップに活かしたい。なにか資格を取得してもいいし、副業に活かせるスキルを身につけるのもいいな……」なんてことを考えている人にとって魅力的なサービスが「オンライン学習」でしょう。
そんな現状を反映し、さまざまなオンライン学習サービスが出てきています。「なんのために学ぶのか」「どんなことを学びたいのか」「自分の今のレベルは」などをよく考えた上で、自分にあったサービスを選びましょう。
今回ご紹介するのは「JMOOC(一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会)」で、大学教授などによる本格的な講義をオンラインで無料公開しているサービスです。
JMOOC 無料で学べる日本で最大のオンライン講座
JMOOCは、良質な講義を誰でも無料で学べる学習機会を提供することを目的として作られています。これを利用することにより(オンライン教育が受けられる環境があれば)誰でも平等に良質な教育コンテンツが受けられ、様々な分野における知識レベルの共通化・標準化が推進されるというのが狙い。
※今の日本では「オンライン教育が受けられる環境」についての問題がまだ解決できていないので、上記のコンセプトが完全に満たされているとは言えません。今後の大きな課題でもありますね。
JMOOCが配信しているのは、NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが開設している「gacco」、ネットラーニング社による「OpenLearning, Japan」、放送大学による「OUJ MOOC」、富士通が提供する「Fisdom」。これらの講座をまとめるポータルサイトとして公開しているのが、JMOOCです。
どんなことが学べるかというと、おおまかに言えばこんな感じ。
- ビジネスに役立つ教養を身につけたい人は「社会人のためのデータサイエンス入門」や「スマートIoTシステムビジネス入門」「事例から学ぶデジタル・トランスフォーメーション」「ブロックチェーン入門」など
- プログラムを学びたい人は「Webで学ぶJacaScript」「Webデータベースシステム入門」「Phthon入門」など
- 一般教養を身につけたい人は「Yale 心理学入門」「男と女の文化史」「進化発生学入門ー恐竜が鳥に進化した仕組み」など
講座によっていろいろありますが、だいたい1回10分程度の動画が週5~10本のペースで配信されます。各動画の後には小テストが課されて、最後に総合課題(レポートなど)を提出し、週毎の課題と総合課題の全体評価が修了条件を満たしていたら修了証がもらえます(といっても、この修了証があるからなにか特典があるかというと、今のところ何もないかな……自己満足的な? あるいは、履歴書に書いて自分のスキルをアピールすることはできるのかも?)。
ということで、私、早速いくつか申し込んでみました。「データサイエンス」なんて、あまり自分のキャリアに関係ないかもしれないと思いつつ、でもきっと人生に必要になってくるような気がして。みなさんもご一緒にいかがですか?
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