PET-CT検査を受けてきました

スタッフコラム

受け取ったN-NOSEの検査結果が陽性だったので、PET-CT検査を受けることにしたという話は、先日こちらの記事に書いた。

そして本日、日本医科大学健診医療センターでPET-CT検査を受けてきた。記憶が新しいうちに、全体の流れを時間軸に沿って記録しておこうと思う。

8:50   PET-CT検査スタート。ロッカーに荷物を預ける。スマホもタブレットも持ち出し不可。検査途中、安静にする時間が何度かあるので、退屈しないように事前にタブレットに電子書籍を何冊か入れておいたのだが、許可されたのはハンカチのみ。タブレットじゃなくて本であれば、持ち出せたらしい。「私にとってはこれが本なんです」と粘ってみたが「スマホやタブレットは持ち込み不可なんです」とのこと。がっくり気落ちしてしまった。事前に持ち込み可能なアイテムを教えておいてもらえれば、本を用意しておいたのに。

9:00    身長と体重を測った後、問診。問診票を見ながらいくつか確認・質問される。間違いなく書いたつもりだったけど、いくつか書き直しの指摘があった。たとえば「2週間以内に胃カメラ検査をしたか」は「NO」としておいたが、「これまで一度も胃カメラをやったことはないですか?」と聞かれて「いえ、数年前に検査しました」と言うと「では、それも書いておいて」とのこと。問診が終わったら血圧を測り、「PET/CT検査に関する説明および同意書」にサインをする。二枚重ねになっていて、写しは帰るときに手渡されるそう。

9:10  安静時に入る個室に案内された。なぜ個室かというと、検査薬を注射されたあと、私の身体はしばらく放射線を放つ状態になるため、ほかの人との接触を避けなければならないから(検査した当日は放射線が1日残るので、赤ちゃんや妊婦の接触は避けるようにと言われた)。説明の後、名前を呼ばれるまで個室で待つ。部屋はとてもきれいだけど、中にあるのはリクライニングできる椅子とバッグを置くティーテーブルのみ。目の前に液晶テレビがあるので「これを見ていればいいか」と思ったが、そこに映っているのは風景の動画のみ(しかも同じものを何度も)。暇なので何か考え事でもしていようかと思ったが、「安静時はできるだけ頭も使わないで」とのこと。

9:20    少し待っていると名前を呼ばれたので、採血室へ。ここで血液検査用の採血と、検査薬の投入が行われるらしい。同時に血糖測定も済ませて「検査OK」と言われた。よかった。採血の後、針は刺したまま検査薬を投与。私の身体のサイズだと「120ml」必要だそうだ。

9:30   個室に戻り、1時間待機する。「何もしてはだめ。頭も使わないで。お茶はたくさん飲んで、トイレには何度でも行って」とのことなので、呼吸法を使って瞑想を行う。部屋にはカメラが設置されていたが、おそらく寝ているように見えただろう(実際、少し寝ていたかもしれない)。

10:20 瞑想が深まり盛り上がってきた頃、スピーカーから名前が呼ばれ「トイレの後、PET 3番の部屋へ」と案内された。いよいよPET-CT検査が始まる。技師によると、25分ほどかかるとのこと。ベッドの上に横たわると、帯のようなもので腕までグルグル巻きにされ、身動きができなくなった。まるで蓑虫だ。

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※写真はイメージ(PIXTAより)

10:50 検査が終わったら、回復室へ。検査後なので何をしてもいいといわれ、少し嬉しい気分。部屋にはテレビがあり、飲み物があった。これは「自由に飲んでいい」とのこと。テレビには民放のニュースが映っていて先客が2人。お茶を飲みながらだらだらとテレビを見る。先客が出たら、チャンネルをNHKに変えた。どうも民放は見慣れない。

11:20 名前を呼ばれて部屋を出た。ロッカーで荷物を取り、窓口に行って精算。検査結果は1週間から10日で郵送されてくるという。お土産にドリンク1本とサンドイッチをもらって帰った。

近くにあった根津神社
井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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