【はじめてのZoom】音が途切れ途切れに聞こえる

スタッフコラム

先日、とあるオンラインイベントに参加しました。とても興味のあるイベントだったので楽しみにしていたのですが、残念ながら途中で音が聞こえなくなったり、ノイズが入って聞きづらかったりとトラブルが頻発し、結局、最後まで内容に集中できませんでした。

実は、こういうケースは珍しくありません。イベントや製品発表会が当たり前のようにオンラインで開催される今、音の不具合によるトラブルはあちこちで起きているのです。

今回は、そういったトラブルをできるだけ回避する、あるいは問題が起きても素早く対応できるようになるため、Web会議の「音」のトラブルを回避・解消する方法を紹介します。

■ネットワークの問題

まず、音が途切れる原因について考えてみましょう。大きく分けて(1)ネットワークの問題、(2)端末や周辺機器の問題と、2つに分けて考えることができます。

Web会議では大量の情報を送受信するため、ある程度の帯域を確保する必要があります。自宅のネットワークの場合、複数の人が同時にネットワークを使う可能性があり、その場合、帯域の確保が難しくなります。全戸一括型マンションのインターネットを使用している場合、家族が使っていなくても他の部屋の人が使っているかもしれません。

このリスクを回避するには、別の回線を用意するという方法が効果的。別のネットワークを敷設できない場合には、スマートフォンのテザリングを利用する方法もあります。

Wi-Fiを使っている場合、電波の干渉にも気をつける必要があります。特に2.4GHz帯のWi-Fiはノイズによる影響を受けやすいので、5GHz帯のWi-Fiに切り替えると改善するケースがあります。Zoomを使っている端末がどのアクセスポイントに接続されているか、チェックしておきましょう。

■端末や周辺機器の問題

たとえ通信環境がよくても、端末のスペックが低い場合、処理が追いつかず音声が途切れることがあります。端末側の処理を軽くするには、他のアプリを終了させたり、セキュリティソフトを一時的に停止したりするのが効果的です。それでも問題が解決しない場合は、端末を再起動すると改善するかもしれません。

音声が全く聞こえない場合、端末側のスピーカー音量をチェックしたり、音声が出ているスピーカーの電源や音量設定を確認するのも有効です。非常にシンプルなミスですが、見落としやすいポイントなのでチェックしてみましょう。

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秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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