【車旅】アウトドアジュニアというキャンピングカーに乗っていた頃の話

レビュー&コラム

最近よくブログに車中泊の話を書いていますが、17年前はキャンピングカーに乗っていました。リー・エキスポートというビルダーが作っていた「アウトドア・ジュニア」というキャブコンです。

2006年5月24日には、日経BPの「デジタルアリーナ」というメディアで「キャンピングカーでいく日本全国ワンセグの旅」という連載が始まり、日本全国を駆け巡りました。そのときのコンセプトは「モバイルオフィス」。「車ごと移動すれば、仕事しながら旅行が楽しめる!」と思い、そんなことも記事に書いていましたが、当時はあまり共感されなかったことを今も悔しく思い出します。あれから17年経った今、多くの人が同じことを感じ、車中泊を楽しんでいます。今ならわかってもらえたかしら。

アウトドア・ジュニアの車内の様子です。なんと、トイレもシャワーもオーブンレンジもついていました。電力は発電機でまかなっていました。今でこそさほど珍しくはないけれど、当時は画期的だったんですよ。

できればずっとこの車に乗っていたかったのですが、ビルダーである李さんが急逝されたので、泣く泣く手放しました。当時の技術でここまで作りあげた李さんですから、もし今生きていたら、きっとすごいキャンピングカーを作ったんだろうな。見てみたかったな。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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