【人生100年の羅針盤】離れて暮らす親を見守る

スタッフコラム

井上です。日経新聞「人生100年の羅針盤」内「デジタルレスキュー」というコーナー執筆を担当しています。

今回のテーマは「離れて暮らす親の見守り」。離れた場所に高齢の親が住んでいると、日々の暮らしや健康状態が気になりますよね。特に今はコロナ禍ということもあり、なかなか実家に帰れずに気を揉んでいる方は多いと思います。

私の父は熊本県にひとりで暮らしています。今年米寿を迎え、これからひとりで暮らしていけるのか、とても心配しています。とはいえ、この状況下ですから、なかなか様子を見に行くこともできません。

そこで昨年10月、実家に帰るときにスマートフォンを持っていきました。LINE電話で顔を見ながら話せれば、少しは安心できるかな?と思ったからです。スマホを使ったことのない父に使ってもらうにはどうすればいいか考えた末、アプリはほとんど消して「電話」と「LINE」だけ残すことにしました。

これなら使えるだろうと思っていたのですが、甘かった。実家で何度も練習し、LINE電話はかけられるようになったはずだったのですが、それからしばらく経つと「ダメだ、スマホが壊れた」と言います。どうなったの、と説明を求めても、なかなか要領を得ません。

LINE電話さえ使えればそれでいいのですが……。ぜひどなたか、高齢者でも使えるLINE電話専用端末機(できればテレビに映像が映し出せるもの)を作ってください。

……すいません、話が脱線しました。ということで、今回の記事ではスマホを使った位置情報の共有方法に加え、人感センサーを搭載した電球をご紹介しました。実家にこの電球をつけておけば、その下を父が通ったとき、私のスマホに通知が届きます。たったそれだけでも、「ああ、今日も元気に活動している」と安心できる材料になるでしょう。

人感センサーを搭載した電球「+Style LED電球(人感)」は、以下で販売されています。

【+Style ORIGINAL】+Style LED電球(人感)(安心の2年保証)

2/26 要望があったので追記。「LED電球(人感)」はWi-Fi環境下で通信を行うため、あらかじめWi-Fi環境が必要です。難しい場合は、ソフトバンクの「みまもりサービス」(SoftBankおよびワイモバイル契約者の場合、基本プラン月額528円)や東北電力の「よりそう見守りでんきゅう(月額638円)」のように、Wi-Fi環境が必要ない製品をお使いください。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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