ハイエースでバンワークしています。いまは気候が良く、車の中にいても快適ですが、夏になると灼熱地獄になることが予想されます。そこで、夏になる前に車の断熱処理をすることにしました。今回は、床面と側面に断熱材をいれていきます。
断熱材とは、その名の通り熱が伝わることを絶つための材料のこと。家を建てるとき、壁の中や天井にいれたりします。断熱材を入れると外気温が室内に伝わりにくくなるため、夏の暑さや冬の寒さ対策になります。さらに冷暖房の効きもよくなるとか。
今回ハイエースの断熱材として選んだのは、ペフシートとシンサレートの二種類。ほかにもさまざまな断熱材があり、どれにしようか迷いましたが、最終的には施工をしやすさを優先して素材を選びました。
まずは、床の断熱から。ハイエースの荷室床にはベニア板を敷いているので、そこに直接ペフシートを貼り付けることにしました。静音効果を期待して、その上に遮音シート455Hを敷いていきます。
実作業としては、シートを切って床に貼るという作業を繰り返すだけ。ペフシートは裏面に目盛りが印刷されているので、切り分けるのに便利です。
この黒いシートは遮音シートです。両面テープを使ってペフシートと接着しました。このままだと見た目がよくないので、仕上げとしてクッションフロアを貼って出来上がり。見た目も良くなりますし、汚れも付きにくくなります。
ハイエースの側面には、シンサレートを施工しました。シンサレートとは、布団素材でも知られている新素材。断熱・吸音効果があり、デッドニングなどでも実績があります。
ハイエースの側面には、トリムパネルという板がはめこまれています。これを外すと大きなスペースが出現するので、そこにもシンサレートを詰めていきます。3Mスプレーのりを使って壁面に貼り付けるというシンプルな作業です。
詰め終わったら、またトリムボードを戻して作業は終了。もともと貼られていたトリムボードは古くて少し汚れていたので、断熱ついでに新品のトリムボードと交換することにしました。社外品ではありますが、ハイエースのサイズにあわせて作られているため特にトラブルはありません。仕上がりをみると、見違えるようにきれいになりました。
ここまでの作業で、だいたい4時間くらいかかりました。どれも単純な作業ですが、切ったり貼ったりするのに意外と時間がかかっていました。
ちなみにスライドドアは、今回、断熱処理をしていません。やったほうがいいのかもしれませんが、この部分は可動部分が多いため少し不安があり、やめておきました。ただ、夏になってスライドドアからの熱気があまりひどいようであれば、なんらかの対応を考えるかもしれません。
ということで、今回は床と側面の断熱処理についてまとめてみました。まださほど暑くないため、どれほど効果があるのかわかりませんが、遮音効果はあったようです。遮音シートによって荷室がかなり重くなった影響で、ちょっとした段差でも跳ねなくなったという意外な効果もありました。
次回は天井の断熱についても施工していきたいと思います。
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