音楽のサブスクサービスを再考

スタッフコラム

音楽のサブスクサービスについて悩んでいます。

しばらくSpotifyプレミアムを登録していましたが、今月、解約してしまいました。「Spotify」は、もともとポトフさんの「Music&Talk」を聴きたいがために登録していました。

しかし考えてみれば、このポッドキャスト番組は無料アカウントでも聴けます。その場合、曲がちょっとしか聴けないのは残念ですが、気に入ればApple Musicで検索して全曲聴けばいいということに気づきました。

ということでSpotifyを解約し、Apple Musicを復活させました。

とはいえ、新しい曲と出会う仕組みはApple MusicよりSpotifyのほうが優れているように思います。新しい曲を聴かないのであればApple Musicで自分のライブラリとプレイリストだけ聴いていればよいのですが、それだと今後の私の人生が味気なさすぎる。

Apple Musicプレイリストを使えば新しい曲に出会えるのかな……と思いつつ「見つける」タブを見ていたら、「SIriに頼もう」という文字を発見しました。中を覗いてみると、多種多様なテーマにあわせて作ったプレイリストのよう。

テーマの一例を挙げると。「スケートボード」「スキンケア」「メールチェック」「空想にふけるとき」「家事」などなど。Siriにこの名前を言えば、その曲をかけてくれるとのこと。たとえば「Hey Siri,超集中するプレイリストをかけて」というと、こんな曲がかかります。

そんなんで集中できたら世話ないわ……と、正直ちょっと馬鹿にしていましたが、試してみたらすごい勢いで集中できました。これ、意外といいかもしれない。

ちなみに、Siriに音声で指示して音楽をかける「Apple Music Voice」という料金プランもあるとのこと。Apple Musicにある曲をすべて聴くことができて、値段は半額の480円。それいいじゃん!と思ったけど、よく調べてみると曲の再生は音声でしか指示できないようです。毎回声で指示するのは、ちょっと恥ずかしいですよね。たとえお値打ちだとしても、このプランはないな。

プレイリストを聴けば、たしかに新しい曲には出会えます。でもこれもやっぱりちょっと違う気がする。私の感性にビビッとくる曲に出会える確率は、やっぱりSpotifyのほうが上のような気がするんですよね。そしてやっぱり、ポトフさんが選んだ曲は全部聴きたいんだよなあ。……ということで、もう少し悩みます。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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