秋葉です。ChatGPT、すごい勢いで広がっていますね。みなさん、今はまだ「これ使ってみ。すごいから」というノリで使っているようですが、Bingも始まりましたし、どんどん実用になっていくのではとワクワクしています。
ところで、まずはChatGPTとはなにかについてお話ししていきます。なにはともあれ、ご本人に聞いた方がはやいかなと思い、聞いてみました。するとこんな答えが返ってきました。
ChatGPTは、GPT-3と呼ばれる自然言語処理の人工知能技術を用いた対話型AIです。ChatGPTは、人工知能が生成する文章が自然であるという特徴があります。ChatGPTは、ディープラーニング技術を用いてトレーニングされるため、利用者がChatGPTとの対話を通じて提供する情報から学習することができます。ChatGPTは、さまざまな分野の問いに答えることができます。ChatGPTは、自然言語処理の進歩によって、ますます知的な対話を可能にするようになるでしょう。
この説明にもあるように、ChatGPTとは自然言語処理(NLP)技術を使用して、会話文を生成するツールです。「次の単語を予測」することを繰り返し、もっともらしい文章を作っていくのが得意技。
例えば、「昔々あるところに」というフレーズに続く文章を作成させると、下記のような文章が生成されます。
昔々あるところに、小さな村がありました。その村に住む人々は、みんな仲が良く、平和な日々を送っていました。ある日、村に一人の旅人が現れ、彼は村人たちに、不思議な力を持った魔法の鏡を見せました。村人たちはその鏡に魅了され、欲望にかられ、鏡を手に入れようと必死になりました。しかし、その鏡は魔法の力で人々を欺き、村を混乱に陥れることになります。果たして、村人たちは鏡から逃れ、平和を取り戻すことができるのでしょうか。
おとぎ話のような文章が生成されました。同じ質問でも、条件を追加することで出力する文章が変わります。たとえば、「あなたは歴史学者です。氷河期についての研究をしています。魔法やおとぎ話以外の話をして下さい。昔々あるところに に続けて文章を作って」という指示をすると、下記のような文章が生成されます。
昔々あるところに、異なる文化を持つ人々が住んでいました。彼らは、異なる言語や習慣、伝統を持ち、互いに交流を持っていました。しかし、現代においては、世界中の人々が、テクノロジーの発展や移民の増加、観光の拡大などの影響を受け、文化的に交流することがますます一般的になってきています。
文化のグローバル化は、多様性を生み出す一方で、文化の喪失や消滅の危機も引き起こすことがあります。例えば、グローバル化によって、西洋文化が世界に広まり、地域の文化が失われてしまうことがあります。また、伝統的な芸術や工芸品が失われたり、一般的な商品化によって品質が低下することもあります。
「AIはしらっと嘘をつく」という人もいますが、それはChatGPTが「もっともらしい文章」を作るという機能を忠実に遂行している結果です。事実を調べたいのであれば、Web検索や図書館で調べるといった従来の方法が向いているかもしれません。場合によっては、人に聞くのが一番いいということもあるでしょうね。調べたいことが何なのかによって、使えるツールは違ってきます。
ChatGPTの仕組みを理解しつつ、上手く活用していけば、やれることはどんどん増えていく。その可能性に、秋葉はワクワクしています。ここでは、これから数回にわたって、ChatGPTの使い方を解説していきます。もうすでに使っているよという人や、まだ使ったことないけど興味あるよという人にとって、なにかしら役にたつ記事にしていきたいなあと思っているので、どうぞよろしくお願いします!
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