【はじめてのChatGPT】ChatGPTは嘘をつく!?

ChatGPT

今回はChatGPTを使う際の注意点について紹介します。ChatGPTは、質問すれば何でも答えてくれるので、いろいろと質問をしている人も多いでしょう。

しかし、ChatGPTをWeb検索のように使おうとすると上手く行かないケースがあります。時々「ウソ」が紛れてしまうからです。

そもそもChatGPTは、正しい情報を回答するサービスではなく、もっともらしい文章を作るジェネレーター的なサービスです。

ChatGPTの仕組みを簡単に説明すると、「ある単語に続く次の単語を推測し、文章を組み立てる」という動作をしています。

例えば、「昔々あるところに」という言葉に対して「おじいさんとおばあさんが住んでいました」と答える人は多いと思いますし、「川から桃が」という場合には、「どんぶらこっこと流れてきました」というように文章を続ける人が多いと思います。こういったことをChatGPTは行っています。

ChatGPTは、たくさんの文章を学習し、次に続く言葉を予測しているだけに過ぎないので、不正確な情報を回答することもあるんです。

しかし、実際に使っていると、かなり正確に回答します。これは、多くの文章を学習した結果、回答の精度が上がっているのでしょう。テキスト生成系AIは、膨大な学習をすればするほど、精度が高くなっていくことが知られています。

ということは、これからも精度は上がっていくでしょうし、「ChatGPTが嘘をつく」という状況は減っていくでしょう。

現状では、回答の正確性を調べたり、ChatGPTが誤解しにくいように指示を工夫したりする必要があります。例えば「あなたは弁護士です」「あなたは顧客です」というようにChatGPTの「ふるまい」を決めることで、結果をある程度コントロールできます。また、「ステップバイステップで」と指示することで、ChatGPTが段階的に処理をし、回答の品質を向上させるということもできます。

「ChatGPTはしらっと嘘をつく」といって、使うのをやめてしまうのはもったいない。この特集では、精度が高い解答を得るためのノウハウを紹介していきます。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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