秋葉です。4月18日から日本でもベータテストに参加できるようになったGoogleのBardを試してみました。今回は、Bardを触ってみたファーストインプレッションについてお話します。
Bardは、ChatGPTの競合にあたるサービス。Transformerベースのテキスト生成系AIでは、ChatGPTと同様、質問や命令をテキストボックスに入力するだけで回答が表示されます。
興味のある方は、下記URLからwaitlistに登録してみてください。
Meet Bard (google.com)
早速使ってみましたが、最新のニュースに関して回答が返ってきたことに驚きました。「大阪を国内初のカジノの場所として認定」や「岸田首相の演説中の襲撃」といったニュースヘッドラインが表示されます。
すでにご存知の通り、CHatGPTには2021年9月までの情報が入っていますが、Bardにはそれ以降の情報も入っているようです。
「東京から仙台までの新幹線での乗り換え案内」について尋ねたところ、所要時間や切符の購入方法などの情報が表示されました(上越新幹線でもいけるというような事実誤認はありますが…)。
テキスト系AIは、その仕組み上、表示された回答に対して事実確認をする必要があることはすでにご説明しました。Bardには「Google it」というアイコンがあり、これをクリックすると関連情報を検索できます。「AIは嘘をつく」と困っている人にとって、Bardは使いやすいAIかもしれません。
ただし2023年4月20日現在、Bardは日本語での質問や命令には対応していないため、翻訳サービスを利用する必要があります。今後の改善に期待したいところです。