ChatGPTはとても便利なツールですが、回答の精度を上げるにはちょっとしたコツがあります。今回はそのコツについて紹介します。
ChatGPTに質問しても、思ったような回答が得られないことがあります。「○○のことを聞いたのに、情報が間違っている」と、SNSでよく話題になっています。
ChatGPTには多くの情報が保存されていて、そこから「尤もらしい」情報を推測し回答します。膨大な情報から「尤もらしい」情報を推測するのですから、推測が当たらないこともザラにあります。
ChatGPTを人に置き換えると、わかりやすいかもしれません。いろいろな知識を知っている人に、前提条件などの説明などをせずに質問しても、自分が望む回答は返ってきませんね。質問をされた人は、何を質問されているか分かっていないのですから、正しく回答できなくても仕方ありません。
ChatGPTで知りたいことを聞きたいのであれば、人に尋ねるときと同じように、前提条件など細かい情報を伝えておく必要があるでしょう。
例えば「記事の企画を考えて」と依頼する場合、ChatGPTにそのまま伝えても、欲しい企画が出てくるはずはありません。
しかし下記のようなプロンプトを用意しておけば、ある程度想定通りの回答を得ることができます。
これまでのテーマを参考にして、事前情報に最適な記事の企画のアイデアを作って下さい。企画のアイデアは「○○○をチェック!」というフォーマットです。
#事前情報
40代以上の男性がメインの読者。「○○○」にターゲットを絞って、商品紹介をする記事。#これまでのテーマ
○○○、○○○、○○○……
何も知らないChatGPTに対して丁寧に情報を伝えれば、回答の精度を上げることができます。もしこのようなプロンプトが用意できなくても、ChatGPTに「足りない要素があれば質問して下さい」と伝えれば、ChatGPTが必要だと思う情報を聞き出すような質問をしてくれます。こういった方法を活用しながら、ChatGPTの回答の精度を上げていくといいでしょう。