【はじめてのChatGPT】 ChatGPTの回答の精度を上げるには

ChatGPT

ChatGPTはとても便利なツールですが、回答の精度を上げるにはちょっとしたコツがあります。今回はそのコツについて紹介します。

ChatGPTに質問しても、思ったような回答が得られないことがあります。「○○のことを聞いたのに、情報が間違っている」と、SNSでよく話題になっています。

ChatGPTには多くの情報が保存されていて、そこから「尤もらしい」情報を推測し回答します。膨大な情報から「尤もらしい」情報を推測するのですから、推測が当たらないこともザラにあります。

ChatGPTを人に置き換えると、わかりやすいかもしれません。いろいろな知識を知っている人に、前提条件などの説明などをせずに質問しても、自分が望む回答は返ってきませんね。質問をされた人は、何を質問されているか分かっていないのですから、正しく回答できなくても仕方ありません。

ChatGPTで知りたいことを聞きたいのであれば、人に尋ねるときと同じように、前提条件など細かい情報を伝えておく必要があるでしょう。

例えば「記事の企画を考えて」と依頼する場合、ChatGPTにそのまま伝えても、欲しい企画が出てくるはずはありません。

しかし下記のようなプロンプトを用意しておけば、ある程度想定通りの回答を得ることができます。

これまでのテーマを参考にして、事前情報に最適な記事の企画のアイデアを作って下さい。企画のアイデアは「○○○をチェック!」というフォーマットです。

#事前情報
40代以上の男性がメインの読者。「○○○」にターゲットを絞って、商品紹介をする記事。

#これまでのテーマ
○○○、○○○、○○○……

何も知らないChatGPTに対して丁寧に情報を伝えれば、回答の精度を上げることができます。もしこのようなプロンプトが用意できなくても、ChatGPTに「足りない要素があれば質問して下さい」と伝えれば、ChatGPTが必要だと思う情報を聞き出すような質問をしてくれます。こういった方法を活用しながら、ChatGPTの回答の精度を上げていくといいでしょう。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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