関東大震災から100年。Yahoo! JAPANとLINEが防災企画を実施

レビュー&コラム

2023年9月1日のちょうど100年前、日本は関東大震災という未曾有の天災に見舞われました。この特別な日を迎えるにあたり、Yahoo! JAPANとLINEは共同企画として「9.1防災の日 #災害に備える」を実施すると発表しました。

今年は震度5弱以上の地震が8回発生しています。さらに9月は、台風上陸数の平年値が最も高く、台風や大雨による水害が発生しやすい月です。地震と水害の両方に備える重要性を強調し、防災意識を高めるために、本企画が実施されます。

「LINE安否確認」体験版の公開

本企画の目玉は、9月1日限定で公開される「LINE安否確認」です。この機能を使えば、震度6以上の大規模地震に見舞われた時にLINEアプリを通じて自分の安否や友だちの安否を確認できます。

9月1日、LINEアプリのホームタブに赤枠のバナーが表示されます。このバナーをタップし、簡単な手順に従って進めていけば、自分の安否情報を共有する方法を学ぶことができます。

公開期間は2023年9月1日の8時から23時59分まで、対象は「LINE」アプリのバージョンiOS/Android 12.2.0以降のユーザーです。この体験版公開中に災害が発生した時は、ただちに体験版を中止し、実際の「LINE安否確認」を提供します。

ゲームやクイズで防災を学ぶ

本企画では、防災の重要性を楽しみながら学べるコンテンツも用意されています。

「3分でできる避難訓練 スマホ避難シミュレーション<地震編水害編>」は、Yahoo! JAPANとLINEが共同開発した防災コンテンツ。ゲームを通じて、地震編では巨大地震発生時、水害編では台風による水害の危険性が高まった時の避難行動を学べます。

ちょボットの防災ランド」は子ども向けのポータルサイト「Yahoo!きっず」内に提供されており、地震や台風に関する知識を楽しく学ぶことができます。防災に詳しくない子どもでも、クイズを通じて正しい知識を身につけることができます。

防災情報を検索活用

Yahoo! JAPANとLINEは、防災情報を簡単に検索できる方法も提供しています。Yahoo!検索やLINE Searchを使って「防災」と検索すると、押さえておくべきポイントや災害時の検索活用方法が確認でき、正確な情報を迅速に入手できます。

災害に備えて寄付する

さらに防災に関する寄付活動も行われています。Yahoo! JAPANは「災害復興みらい募金(Yahoo!基金)」を通じて、被災地への支援を呼びかけています。ユーザーの寄付額に対して同額をマッチング寄付として行い、2倍の寄付金で被災地を支援します。

今回のYahoo! JAPANとLINEの取り組みは、防災意識の向上と災害への備えを広く啓発することを目指しています。特に関東大震災から100年という節目を迎える今年、防災に対する意識を新たに、安全で安心な社会の実現に向けて一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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