スターリンクを止めた1つの理由

バンワーク

衛星を使ってどこでも高速なインターネットを使えるStarlink。モバイルプランを契約すれば、移動先でもStarlinkのサービスが使えます。バンワークに最適なサービスと思い、しばらく使っていましたが、このたび一時停止することにしました。今回はその理由について説明します。

バンワークでは国内のあらゆる場所に出かけるため、出先のインターネット回線を確保する手段としてStarlinkを使っていました。Starlinkのアンテナを見通しがいい場所に設置すれば、約150Mbpsの通信速度で安定して使えます。メールやインターネットなども自宅の固定回線と遜色ない速度です。条件が良ければとても快適に使えます。

しかし、弱点もあります。衛星とアンテナとの間に建物や木などの障害物があると、衛星が障害物の影に入った瞬間、一時的にネットが切断されます。条件が悪い場合、10〜20分ごとに切断されてしまいます。

メールやWebブラウズを使っている時であれば、多少途切れても問題ありません。しかしWeb会議中に接続が切れると、その間は会話に参加することができません。何度も接続が途切れると、Web会議どころではなくなってしまいます。そんなわけで、結局あまり使わなくなってしまったのです。

広い駐車場がある道の駅やサービスエリアなどで使うのであれば、こういった問題は起きません。しかし駐車場所を選べないRVパークやキャンプ場などでは、障害物を避けることができないため、対処が難しくなります。

盲点だったのは、自然豊かな場所ほど障害物、つまり大木が増えてしまうということ。地方に行ったときこそStarlinkの出番と期待していただけに、残念でした。

ということで、Starlinkの利用を一時停止することにしました。一時停止期間は、特に料金は発生しません。解約せずに済むのは大きなメリットですね。たとえば地方のどこかに長期滞在することになった時は、Starlinkを再開し、見晴らしのいい場所に設置して使うこともできますから。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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