【車旅】野生のカモシカに遭遇

バンワーク

秋葉です。せっかく三陸に来たので、リアス式海岸を見ようと唐桑半島の御崎岬に行きました。事前調査をしていなかったため詳しいことはよくわかりませんが、野営地などもあり、いろいろと楽しそうな場所でした(今回はシーズンオフなので誰もいませんでしたが)。

唐桑半島の最奥にある岬「御崎」
伊達吉村公歌碑

岩礁を見るため、御崎神社の目の前にある駐車場にハイエースを停めて岬方面に向かって歩き始めました。少し進むとちょっとした広場があり、石碑が建っていました。その石碑を眺めていると、目の端に妙なものが写りました。なんだろうと思ってそちらを見たら、野生のニホンカモシカが立っていたんです。それも、かなり巨大な。

道のような道じゃないような…。岬を目指して進んでいきます。
出会ったカモシカのイメージ写真(写真ACより)

シーズンオフで、人気(ひとけ)のない道。道の周りは草が伸び放題で、歩きながらだんだん不安になってきていたところだっただけに、びっくりしすぎて思わずフリーズしてしまいました…。

しかしフリーズしたのは僕だけではありません。そのカモシカも、こちらをじっと見たまま微動だにしません。まるで『もののけ姫』に出てきた鹿の神様「シシ神さま」のようです。顔をこちらに向けたまま、しばらく睨めっこしていました。しかし、ずっとこうしているわけにもいきません。カモシカの様子を見守りつつ、そろりそろりと来た道を引き返しました。

あとで調べてみると、ニホンカモシカは特別天然記念物に指定されているとのこと。もともとニホンカモシカはおとなしい動物で、人間をみるとじっと見つめてしまう習性があるそうです。狩がしやすいため、乱獲されて数が激減し、特別天然記念物として保護されているとのことでした。今ではそれもかなり回復していて、市街地に姿を現すこともあるそうです。

高速道路を走っていると、日本は山が多い国だということがよくわかります。いつも「緑がきれいだな」程度にしか感じていませんでしたが、その奥ではさまざまな生き物が生活しているんですね。今回の経験で、それを肌感覚として理解できました。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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