ChatGPTで少し複雑な指示をしなければならないことがあります。ChatGPTは自然言語で指示できますが、指示の仕方が悪いと思ったような回答を得られません。そういうときに有効なのが「箇条書き」です。
例えば、ChatGPTに質問して英語で回答をもらいつつ、その回答を日本語に翻訳したいという場合は、このように指示します。
○○について教えて。その際、次のように処理をして出力してください。
#回答を英語で答える
#英語の回答を日本語に翻訳する
こうすれば、「○○について教えて」という質問に対して英語で回答を作成し、その回答を日本語に翻訳してくれます。
ChatGPTは日本語より英語のほうが得意で、英語でやり取りした方が回答のクオリティが上がります。そこでこのような指示をするわけですが、おそらく自然言語で指示しようとすると、
①「○○について教えて、という質問を英語にして」②(その英文で質問する)③(英文の答えをコピペする)④(コピペした英文のあとに)「この文章を日本語に訳して」
というように、4段階の手順が必要になります。4度も質問するのは面倒なので、箇条書きにして一気に聞いてしまうために使うのがこの手法です。
もちろん、これらをまとめて一文で指示することもできますが、それだと上手く動かないことがよくあります。箇条書きに分割すると思ったような回答を得やすくなるので、試してみて下さい。