【はじめてのChatGPT】 ChatGPTと友だちのように話す

ChatGPT

ChatGPTは、自然言語でチャットできる生成AIです。これまでパソコンに指示をする場合、コンピュータが理解できる形式に整える必要があり、面倒でした。しかし、ChatGPTは話し言葉で指示できます。曖昧な指示でもなんとなく対応してくれるので、あらかじめ指示の内容をまとめたり整えたりする必要がありません(とはいえ、回答の品質を向上させたい場合、ChatGPTが誤解しないような工夫をする必要がありますが)。

これまで僕はChatGPTにテキストで指示や依頼をしてきました。しかしスマホであれば、音声で入力できます。しかも最近は、音声で回答できるようにもなりました。つまり、ChatGPTと会話することができるようになったんです。

なんでもないことのように思われるかもしれませんが、やってみるとかなり画期的です。テキストで入力する場合、思考した後で文章を考え、それをテキストとして入力しますから、そこに若干のラグが生じます。入力するという作業に頭を使うため、思考から少し離れてしまう場合もあるでしょう。

しかしただ喋るだけなら、思ったことをそのまま喋ればいいし、間違ったら修正すればいいだけ。知りたいことがあれば、「○○ってどういうこと?」と聞くだけです。回答の内容が違うなと思ったら「いや、そうじゃなくてさ……」と会話を続ければ、だんだん求める回答に近づけることができます。

実際にやってみましたが、ChatGPTと数分間喋るだけで、文字入力しているときよりも多くの情報のやり取りができました。

ちなみに、ChatGPTとの音声会話ですが、ほとんど違和感がありません。他愛のない会話でも、ChatGPTはきちんと相手をしてくれます。まるで、とても丁寧な友だちのようです。英会話の練習にも使えるかもしれません。

ちなみにちなみに、MS-DOSが全盛のころ、文章の代筆をする人工知能風のアプリがありました。「人工無能」と称したChatGPTのようなサービスもあったんです。この人工無能は精度が高く、使ってみて本当に驚いたのですが、サービス提供会社に取材したところ、サービスの中の人がいたということがわかり、大笑いしまあした。その経験があるせいか、ChatGPTも実は人が対応しているのではないかと疑っています(笑)

冗談はさておき、ChatGPTの音声会話にはさまざまな可能性があると感じています。もしよかったら、みなさんの使い方も教えてください。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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