【車旅】ポータブル電源は運用次第で使いやすく

バンワーク

バンワーク中、ポータブル電源「EcoFlow River Pro」が壊れました。電子レンジで料理を温めようとしたら落ちてしまい、うんともすんとも言わなくなってしまったんです。

拡張バッテリーを追加した1440Whのポータブルバッテリーなので、これが使えないと困ります。状況を確認すると「Overload」というエラーメッセージが表示されており、AC出力が利用できません。どうやら過負荷になってしまったようです。

マニュアルによると、しばらく放置すればよさそうということ。しかし数日放置しても直りません。給電すると嫌な臭いがして充電されず……おそらくかなり重症です。DC出力は使えるので、とりあえず冷蔵庫専用電源としました(それに伴い、設置場所は床下収納にしました)。

メイン電力が使えないということで、旅を続けるかどうか悩みましたが、これまでサブで使っていたRiver 2 MAXをうまく使えばなんとかなるのでは?と思い、試してみることに。容量は512Whと少なくなりますが、用途は荷室の電灯がメイン。たまに電気ケトルにも給電しますが、出力はRiver Proと変わらないので問題ありません。容量が減った分は走行充電することで補うことにしました

実際に使ってみると、充電しなくても2〜3日なら余裕でした。1〜2時間ほど走行充電すれば、20〜30%程度は充電されます。つまり毎日移動すれば、電気に困ることはなさそう。実際、1週間ほどバンワークしてみましたが、特に不便を感じることなく使うことができました。もし電気が足りなくなっても、簡単に持ち運べるサイズなので、快活CLUBなどに持っていけばすぐに充電できます。

ハイエースには、256Whのポータブル電源「River 2」と389Whのポータブル電源「Anker PowerHouse II 400」も積んでいます。これらはPC用の電源として使うことにしました。サイズが小さく軽いので、車内での移動も苦になりません。電力がなくなっても、River 2 MAX同様、走行充電でまかなえそうです。

これまでは、ポータブル電源は容量が大きいほど安心と思っていました。しかし使う容量を把握し、走行充電なども組み合わせて運用すれば、容量などの不安はありません。むしろ持ち運びが楽になり、運用しやすくなったとさえ感じます。

ただ、数日同じ場所に連泊する場合(つまり移動しない場合)、走行充電ができません。こういった事態に対応するため、ソーラーパネルを使った充電なども併用した方がいいかもしれません。このあたりについては、今後の課題にします。

なおRiver Proの状況をEcoFlowに問い合わせたところ、修理してもらうことができました。すでに戻ってきていますが、調子は良さそうです。これは今後も冷蔵庫の電源として使っていこうと思います。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

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