遺影を撮りに行きました

スタッフコラム

葬儀の際、亡くなった人の写真が見つからなくてバタバタする
というのはよく聞く話です。

実父の時はまさにそうでした。
遺影を見て親戚たちが「ずいぶん若い時の写真しかなかったんだな」と
話していましたっけ。
義父の時は、自宅から遠い場所で最期の日々を過ごしていたので
自宅へ写真を探しにいくことができなくて苦労をしました。

最近では、自分の最期を見送ってもらうときには
自分が思ういちばんいい写真を選んでおきたいということで
遺影用に写真を撮る人も増えてきているようですね。
わたしも普段はモノを撮るばかりで、
自分が写っている写真はほとんどないので、
撮ってもらう機会はあったほうがいいなぁと思います。

で、今回は、今年傘寿を迎える伯母と、
来年喜寿になる実母を連れて
写真を撮りに行きました。

母は以前から「遺影を撮っておきたい」と言っていたので
いつか叶えてやらねば、と思いながらそのままになっていたところ
今年は伯母の傘寿のお祝いをするという話が出て
じゃあ、ふたりまとめて!ということになりました。

伯母は写真を撮られるのが苦手なので、
この話は断られるかなと思っていたのですが
意外にも乗り気で「ぜひお願いするわ!」と言ってくれました。

当日のスタジオでは
まず、どんな風に撮ってもらいたいのかを相談します。
母は、数年前にドレスアップした写真を撮ってもらったことがあるので
今回はナチュラルな感じを希望。
伯母は、普段とは違うドレスアップ写真を希望。
で、それぞれメイクをしっかり施してもらいます。

そのあと撮影が始まるのですが
ひとりずつ撮ってもらうだけでなく
ふたりで一緒に撮ってもらうのもお願いしました。
なかなかこんなこともないですからねぇ。
ふたりの記念になればと。

撮影はカメラマンさんの指導でポーズをつけてもらいます。
撮られるのが苦手な伯母は
「笑って、って言われてもそんな簡単に笑えるかいな」(大阪弁)
とさんざん文句を言いながらでしたが(笑)
それでもまぁ、しばしの非日常を楽しんでくれたようです。

撮影後は、すぐにデータをパソコンで見せてもらって
プリントしてもらいたい写真を選びます。
もしかしたらその時間がいちばん楽しかったかもしれません(笑)

2週間後にできあがった写真はわたしが預かっていて
まだ母と伯母には見せていないのですが
撮影した日のドタバタを楽しい思い出として
ふたりが喜んでくれればいいなと思います。

■メイクアップフォトスタジオ オプシス
 https://opsis.co.jp/

河村 佳子(かわむら かこ)

河村 佳子(かわむら かこ)

あるときはメイド。またあるときはバドガール。バリバリと仕事をこなす真花社長の目を保養するためにマイカに入社。色物担当。本業は管理部門。総務・経理の仕事を担当している。●これまでの主な仕事 短大卒業後、金融系の職に就くものの阪神大震災に遭い転職。 大阪で不動産会社に入社し、独学で宅地建物取引主任者の資格を取得。その後、華麗なる転身を試みるべく上京。設立して間もない会社に携わることが多かったので、総務的な社内整備を得意とする。●連絡先 メール:kako@office-mica.com

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