【防災】0次防災と防災ポーチ

防災

2024年1月1日、午後4時10分頃、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。この地震は、石川県志賀町で震度7の強い揺れをもたらし、その影響は甚大です。今もなお余震が続き、多くの人々が避難所で不安な日々を過ごしています。被害は深刻で、現在までに石川県で168人が死亡し、安否不明者は323人に上っています。ひとりでも多くの方のいのちが救われるよう、お祈りいたします。

このとき私は東京の自宅にいましたが、とても長く揺れが続き、2011年の東日本大震災の経験を思い出して不安な気持ちになりました。あのときの気持ちを思い出し、非常時の備えを見直してみようと思ったんです。

昨日、秋葉が書いた記事で紹介されていたこの動画で、クピ子さんが「防災ポーチ」を紹介していました。クピ子さん曰く「いつも持ち歩いているカバンに入っている」とのこと。

恥ずかしながら、私は「防災ポーチ」なるものがあるということを知りませんでした。そこでネットで調べてみたところ、「0次の備え」という言葉を発見。みなさんはこの言葉、ご存じでしたか。読売新聞のサイトでは、このように説明されています。

災害の備えとして「防災ポーチ」が推奨されています。外出先で災害に遭遇した場合、家や避難所など安全な場所に移動するために必要なものを専用ポーチに入れて携帯するのです。自宅などに非常持ち出し袋を用意しておくのは「1次の備え」、そして外出時の対策は「0次の備え」とされています。防災ポーチを持ち歩くことで災害発生時によくある困りごとに対応できます。

「くらしのなかに。防災ニッポン」より

元記事にはポーチの選び方や中に入れるものが詳しく書かれているので、ぜひ一度ご覧いただければと思います。

私は自宅に非常持ち出し袋を用意し、その中に必要なものを揃えていれていましたが、考えてみると自宅にいるときに被災するとは限りません。現に私は2011年3月11日、新宿での打合せが終わって駅に向かっている途中で地震を体験しました。そのときカバンには仕事に必要なものしか入っておらず、しかも靴はヒールでしたから、歩いて帰宅するときにとても不安でした。

日本は地震大国。いつ何時、どこで地震に見舞われるかわかりません。そう考えると、0次の備えはとても重要に思えます。ということで、さっそく昨夜、防災ポーチを用意しました。

  • 災害用アルミシート
  • 軍手とタオルセット
  • 除菌用アルコール
  • マスク
  • ポリ袋
  • ホッカイロ
  • バンドエイド
  • メモとペン
  • ウェットティッシュ
  • 使い捨てレインコート
  • モバイルバッテリーと充電ケーブル
  • 古いメガネ
  • アイブロウ&口紅
  • 歯間ブラシ
  • カラビナ

ホイッスルとライトが見当たらなかったので、追加注文しました。これらをすべてポーチに入れておき、いつも持ち歩くようにします。クピ子さん、教えてくださってありがとうございました。

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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