【はじめてのChatGPT】 ObsidianでClaude 3を使う

ChatGPT
※ 2024/09/27に変更。設定項目で「Authropic Legacy」〜設定するとエラーが起きるようになったので、「Chat Authropic」に設定するようにテキストを変更しています。

秋葉です。今回は話題のClaude 3をObsidianで使う方法を紹介します。

Claude 3とはAI企業Anthropic社が開発した大規模言語モデルです。自然言語処理の分野において優れた性能を示すとされ、さまざまな分野や課題に対して的確な解決策を提示することができます。GPT-4よりも高性能だという報道もされています。

様々な分野の専門知識も習得しており、ハルヒネーションも少ないため、使いやすい生成AIとなっています。この生成AIをObsidianで使えるようにセットアップしていきます。

今回も、「Obsidianで生成AIを使う」で紹介したObsidianのプラグイン「Text Generator」を使います。あらかじめインストールしておいてください。また、AnthropicからClaudeのAPIキーも取得しておいてください。サイトにアクセスして指示に従っていけば取得できるはずです。
※なおClaude 3を使うには有償のバージョンを使う必要があります。無償ではClaude 2を使用できます。

次にText Generatorの設定をしていきます。Text Generatorの設定画面で「Chat Authropic」を選択し、APIキーに作成したAPIキーを入力します。
「model」には「claude-3-sonnet-20240229」または「claude-3-opus-20240229」と入力します。生成AIとして性能が高いののはopusですが、その分価格が高くなります。価格や性能などを考慮してModelを選んでください。

これで準備は完了です。あとは、いつものようにText Generatorを使えばClaudeでテキストが生成されます。

とりあえず、GPT-4とClaude 3を比較してみます。「生成AIについて初心者にわかりやすく解説する文章を書いて」という内容でそれぞれテキストを生成してみました。


【Claude 3 sonnet】

AIの生成について初心者の方にわかりやすく解説しましょう。

AI生成とは、人工知能(AI)によって新しいコンテンツや作品を作り出すことを指します。従来、コンテンツの制作は人間が行っていましたが、AIの進化により、AIがテキスト、画像、音声、動画などのデジタルコンテンツを生成できるようになってきました。

AIがコンテンツを生成する仕組みは、大量のデータから学習したニューラルネットワークというモデルを使います。このモデルは、与えられたデータの特徴やパターンを自動的に認識し、新しい入力に基づいて出力を生成します。例えば、画像生成AIは多くの画像データから学習し、テキストの指示に従って新しい画像を生成できます。

AI生成の利点は、人間ができない範囲のコンテンツを短時間で作れることです。また、人間とは異なる独創的な発想から生まれるコンテンツも期待できます。一方で、AIが生成したコンテンツの質を保証することは難しく、著作権や倫理的な課題もあります。

このように、AI生成は新しいコンテンツ制作の可能性を切り開く一方で、課題も多く残されています。テクノロジーの進化に伴い、AI生成のさらなる発展が予想されますが、人間の創造性を尊重しつつ、AIとの上手な付き合い方を見つけていく必要があるでしょう。


【Claude-3 opus】

生成AIとは、人工知能技術の一種で、与えられたデータをもとに新しいコンテンツを生み出すことができるシステムのことです。

例えば、生成AIは以下のようなことが可能です:

  1. 文章生成:大量のテキストデータを学習することで、文法的に正しく、意味の通る文章を自動的に生成します。
  2. 画像生成:既存の画像データを分析し、それをもとに全く新しい画像を作り出すことができます。
  3. 音声生成:音声データを学習することで、人間の声に似た自然な音声を生成します。
  4. 動画生成:画像や動画データを学習し、新しい動画コンテンツを作成します。

生成AIは、人間の創造性を補助し、コンテンツ制作の効率を大幅に向上させる可能性を秘めています。例えば、作家が小説のアイデアを出すのに生成AIを活用したり、アーティストが絵画制作の参考にしたりすることができます。

ただし、生成AIにはまだ課題もあります。著作権や倫理的な問題、生成されたコンテンツの品質管理など、解決すべき点が残されています。

今後、生成AIの技術が更に発展していくことで、私たちの生活やビジネスに大きな変革をもたらすことが期待されています。


【GPT-4 Turbo preview】

生成AI(人工知能)についての解説を始める前に、まずAI(人工知能)の基本的な概念から理解しましょう。AIとは、人間の知能を模倣し、学習や問題解決などを自動で行うことができるコンピューターシステムやソフトウェアのことです。そして、その中でも「生成AI」は特に興味深い分野であり、その名の通り「何かを生成する」AIです。

生成AIとは

生成AIは、新しいコンテンツを創造する能力を持ったAIの一種です。これには文章、画像、音楽などが含まれます。例えば、あるテーマに沿った物語を書いたり、特定のスタイルで絵を描いたりすることが可能です。

どのように機能するか

生成AIは主に「機械学習」という技術を基礎としています。機械学習では、大量のデータからパターンを学習し、それらの知識をもとに新しいデータや予測を生み出します。特に、「深層学習」という複雑なネットワークモデルを使って高度な学習が行われることが多いです。「生成敵対ネットワーク(GANs)」や「変分オートエンコーダ(VAEs)」などがその例です。

生成AIの応用例

  • 文章生成: ニュース記事から物語まで、指定されたトピックやスタイルに合わせて文章を自動生成します。
  • 画像生成: 実在しない人物の顔や風景写真など、リアルで高品質な画像を作成します。
  • 音楽制作: 特定のジャンルやアーティストのスタイルに基づいて新しい曲やメロディーを生み出します。
  • ゲーム開発: ゲーム内で使用されるキャラクターや背景などのビジュアル要素やストーリー要素を自動で作成します。

初心者向けTips

  1. 好奇心:最先端技術への関心から始めましょう。色々な応用例や事例研究に目を通すことが重要です。
  2. 実践:オンライン上では多くの無料ツールやAPIが提供されています。実際に触れてみることで理解が深まります。
  3. 学習:基礎的なプログラミング知識から機械学習・深層学習まで幅広く勉強してみましょう。

生成AIは今後さらに発展していく技術領域です。現在も私たちの日常生活や産業界におけるさまざまな場面で活用され始めています。この驚異的な技術進化に注目しながら、可能性無限大の未来へ一歩踏み出してみてください。


シンプルなプロンプトですが、それぞれ生成されるテキストは大きく違うことがわかります。GPT4はSEO記事のような体裁になっていますね。今回はテキストの内容の評価はしませんが、体裁が異なるテキストが生成されるのは面白いですね。

生成AIの進化は日進月歩です。この技術を上手く活用することで、パソコン環境がとても快適になりました。プロンプトなども工夫しながら、いろいろ遊んでいこうと思っています。

秋葉 けんた

秋葉 けんた

IT系のライティングを担当。 書籍、雑誌、業界誌やWebコンテンツなど、コンシューマからB2Bまで幅広く執筆。また、広告やカタログ、導入事例といった営業支援ツールの制作にも携わる。年間におよそ200件の原稿を執筆。●これまでの主な仕事 PC/周辺機器(CPU/DVD・BD・HD DVD/LCD/プリンタなど)、基幹システム(CRM/ERP/SFA/SOA/帳票など)、ストレージ(SAN/NAS/LTO/SASなど)、セキュリティ(BIOS/UTM/情報漏えい対策/デザスタリカバリ/内部統制・コンプライアンス/ネットワークセキュリティ/メールセキュリティなど)、ネットワーク(KVMスイッチ/グループウェア/サーバ/資産管理/シンクライアント/ホスティングなど)、その他(.NET/BI/カタログ/各種戦略/導入事例/パートナー取材など)…ほか、多数執筆。●連絡先 メール:kenta@office-mica.com

関連記事

マイカのニュースレターに登録

* = required field
TOP

お問い合わせ

CLOSE

お問い合わせ