涼を求めて川床へ

レビュー&コラム

前回の続きです。

すっかり京都の暑さに負けてしまったわたしたち。
へとへとになってお宿に到着しました。

この日のお宿はJR京都駅の近くにある
「京湯元 ハトヤ瑞鳳閣」さん。
こちらは自家源泉をお持ちの温泉宿です。
(建物はホテルっぽい感じ)

予約をしたときに「記念日旅行です」と書いておいたら
チェックインカウンターでプレゼントをいただきました。
こういうお心遣いはうれしいですね。

お部屋は和洋室で、寝るところはベッドなのですが
畳敷きのスペースもあるので広々としています。
足を伸ばしてゆっくりできるのがありがたかったです。

荷物を置いて一息ついたら温泉へ!
露天風呂も一応ありますが、「京都駅前」という場所柄、眺望はなく
すだれのようなもので囲っているので空も見えないのがちょっと残念。
内風呂よりは息苦しくなく過ごせるという感じの露天でした(苦笑)
でも、お湯は蒸かしたとうもろこしみたいな香りと
お肌がツルツルになる泉質ですごくよかったです。

温泉に浸かってリフレッシュしたあとはお待ちかねの川床へ。
「川床」は京都の夏の風物詩で
川のそばで涼を取りながらお食事を楽しむことができるのです。
鴨川、貴船、高雄の3つの地域で行われていて
今回は高雄の「もみぢ家」さんへ行くことにしました。

お宿の近くにもみぢ家さんのマイクロバスがお迎えにきてくださって
いくつかの旅館やホテルに寄ってお客さんを拾いながら
お店まで送り届けてくれます。

到着すると吊り橋の向こうにお食事処がありました。
川が近くにあって、もうそれだけで涼しいです。

案内された席から見える景色も風情があって素敵。
お料理とともに楽しむお酒には、
佐々木蔵之介さんのご実家である佐々木酒造さんの
「聚楽第」をいただきます。(ミーハー(笑))

お料理はお膳になっていて、
途中で鮎の塩焼き(もちろん焼き立て!)、
シメには鮎雑炊、水菓子が運ばれてきました。

到着したときにはまだ明るかったのに
お食事を楽しんでいる間に陽が落ちて
だんだんと景色が暗くなっていくさまも「いとをかし」でした。

川床初体験の相方は、普段にない体験ができて満足そうだったので
いい旅になったなと思いました。

でも、夏の京都は当分遠慮しようと思います(笑)

■京湯元 ハトヤ瑞鳳閣
 https://kyoto-hatoya.jp/

■もみぢ家
 https://www.momijiya.jp/facility/#kawadoko

河村 佳子(かわむら かこ)

河村 佳子(かわむら かこ)

あるときはメイド。またあるときはバドガール。バリバリと仕事をこなす真花社長の目を保養するためにマイカに入社。色物担当。本業は管理部門。総務・経理の仕事を担当している。●これまでの主な仕事 短大卒業後、金融系の職に就くものの阪神大震災に遭い転職。 大阪で不動産会社に入社し、独学で宅地建物取引主任者の資格を取得。その後、華麗なる転身を試みるべく上京。設立して間もない会社に携わることが多かったので、総務的な社内整備を得意とする。●連絡先 メール:kako@office-mica.com

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