【バンワーク】RVパークを選ぶ上で気をつけたいこと

バンワーク


バンワークや車中泊を楽しむ人にとって、RVパークは便利な存在。安心して一晩を過ごせるこの施設には、旅の疲れを癒やすさまざまな設備が整っています。

一番の魅力は、安心感でしょうか。一般の駐車場と違って車中泊を前提とした場所なので、気兼ねなく過ごせます。もちろん電源設備やトイレなど生活に必要な機能が整っていることも重要なポイント。特に夏や冬は車内の温度を快適に保つ必要があるため、ポータブルクーラーや電気毛布が使えるかどうかがとても重要です。安定した電源がある場所にいれば、こういった不安はかなり軽減されます。

事前に予約できるシステムがあるのも安心ポイントのひとつ。「くるま旅」などのウェブサイトを利用すれば、全国各地のRVパークを簡単に検索して予約することができます。

最近では、温泉施設に併設された「湯YOUパーク」と呼ばれるタイプのRVパークも増えてきました。車中泊の際には入浴の機会が限られるため、敷地内に入浴施設があると大変助かります。こういった施設にはレストランが併設されていることが多いため、お風呂上がりに食事をすれば、あとは車でゆっくり過ごすだけ。

このように、「湯YOUパーク」はさまざまな車中泊の悩みを解決してくれますが、気をつけておきたいことがあります。多くの「湯YOUパーク」では、温泉施設内のトイレを利用するシステムになっています。なかには、温泉施設の営業時間が終わるとトイレが使えなくなるということもあるので、営業時間外のトイレ利用については確認しておく必要があるでしょう。

また、温泉施設と駐車スペースの位置についても確認が必要です。先日、大阪で利用したRVパークは、駐車スペースから温泉施設まで約250メートル(歩数にしてだいたい400歩程度)の距離があり、通うのが大変でした。また、トイレを利用する際、毎回受付の方に「RVパーク利用者です。トイレを貸してください」と言わなければならないため、あまり頻繁に行くのは恥ずかしいかも…と妙に気を遣ってしまいました。こういったことが気にならない人であれば、問題ないと思います。

湯YOUパークのなかには、施設外にトイレを設置しているところもあります。たとえば、以前このブログでご紹介した新潟の「やひこRVパーク」は、温泉施設に併設されたRVパークでありながら、駐車スペースの近くに専用のトイレとゴミ捨て場が設置されていました。このような配慮がされた施設であれば、長時間の滞在でも安心して過ごすことができます。

車中泊旅行を計画する際には、施設のレビューや詳細情報をしっかりと確認し、快適な滞在ができるRVパークを選びましょう。今回の経験で、トイレの位置と利用時間は、特に重要なチェックポイントと感じました。​​​​​​​​​​​​​

井上 真花(いのうえみか)

井上 真花(いのうえみか)

有限会社マイカ代表取締役。PDA博物館の初代館長。長崎県に生まれ、大阪、東京、三重を転々とし、現在は東京都台東区に在住。1994年にHP100LXと出会ったのをきかっけに、フリーライターとして雑誌、書籍などで執筆するようになり、1997年に上京して技術評論社に入社。その後再び独立し、2001年に「マイカ」を設立。主な業務は、一般誌や専門誌、業界紙や新聞、Web媒体などBtoCコンテンツ、および広告やカタログ、導入事例などBtoBコンテンツの制作。プライベートでは、井上円了哲学塾の第一期修了生として「哲学カフェ@神保町」の世話人、2020年以降は「なごテツ」のオンラインカフェの世話人を務める。趣味は考えること。

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